終話
親友てのは…
いいもんだな。
一人が光りに向かうと…
静かに一人は闇に向かってやる。
たとえそれが…
道に外れる事でもな……
決していい人生じゃなかっただろうに…
奴らは後悔する事なく…楽しんだのかもな。
奴らの遺留品によ、写真が出てきたんだ。
肩に手をかけあいながら……
一人はニコッと笑って…
一人は恥ずかしそうに、はにかんで…
まだ幼さの残る…
いい笑顔だった。
そう。
その発見された写真は…
二枚。
一枚は壁際で……
一枚は城の真ん中辺りで……
見つかったそうだ。
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