婚約破棄なら悔い改めて

ニート

第1話

 王太子は言った。「もうお前とは無理だ。ゆえに婚約破棄する!」

「そんなあ……ひどい、ひどすぎる、どうか考え直してください……。」

「無理だあきらめろ。お前とはこれで終わりだから!」

「そんな後生ですから」

「何を言っても無駄だ、もう決まったことだから諦めるんだな!!」

「……」


あの日、一度わたしは死んだのだ。当然その国からいわれもない理由でバッシングされありもしない罪をでっちあげられたことにより国民全員から非難をあびて追放同然で国を追い出されたのである。だが運よく他国の王子がわたしを必要としてくれそのまま妃となったわたしにその国への復讐心への風化は見られなかったようだ。王子もそれに快く協力してくれたおかげで無事あの国を滅ぼし我が国の領土拡大に貢献できた。大変な戦争だったが王子の知恵とわたしがそれをサポートしたことが効いたためか無事勝利することができたのである。殲滅戦を制したのだ! そしてやさしきわが王子は親切にもこの国はもともとお前のものだからと言って残った土地と財産、そしてわたしをすてた国民と王族の所有権をすべてわたしに与えてくれると言ったのだ。もちろんあのとき捨てた王太子もまだ存命である。さてどうしてくれようか? わたしの復讐はこれから始まるのである!!

もちろん本当に許せない相手はわたしの婚約をなきものにした王太子なのはいうまでもないのだけれど、それはメインディッシュでありまずはあることないことでっちあげてわたしを悪者にした王族の連中のやったことを言われるがままに信じて石を投げ追放しようとした当時の国民から痛めつける必要があると感じた。国民を残虐に扱うことでそれ以上のことをした王族の連中や王太子もそれを知ればより次に自分たちの身に降りかかる恐怖を想像して震え上がらせることができるからである。


まず国民たちだがもちろんすべてを処刑するなどということはしない。有能なものであればまたわたしの下で働かせてやっても良い、もちろんそこで歯向かおうとするならその場で首を容赦なく切り落とすが。

そしてそのわたしに有能と認められる条件だがまず男性であれば身長は188㎝以上で体脂肪率5パーセント以下、徐脂肪体重79㎏以上で握力両手とも90㎏以上、金髪碧眼、平行二重、Eラインがしっかりとあること、頬骨やエラがないこと、11頭身以上、股下比率51.3パーセント以上、ベンチプレス150㎏以上、フルスクワット200㎏以上、コンベンショナルデッドリフト250㎏以上、ハイクリーン180㎏以上。


それと男のくせにオートマ限定免許のやつ、知能指数が言語性、動作性で両方とも140以上かつ両方の差が15未満、陸上競技未経験者で100メートル走10秒7以下、陸上経験者は10秒3以下、体操競技未経験者でコバチができること、経験者ならブレットシュナイダーができること。25歳未満…これらのうち一つでも満たしていない男は当然だがそのばですぐに殺処分する。これらの劣等生物の臓器などは何の利用価値もないためその場でミキサーにかけて豚のエサにでもすることにしよう!!

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