第112話 マンバ玉藻に出会う2
「玉藻!私の所にもコンキリが来て、寝惚けた事を言ってたが、この世界に何故居る?
よもや、ふざけた野心等持って居ないだろうな!!」
(ヤバイ!!ヒミコの姐様にはお見通し!!どうしよう😱💧クビリ殺されるぅ!!!)
マンバの筆頭眷族猫又ヒミコの威圧に、少しチビった玉藻は懸命に言い訳を考えた。
マンバはコッソリとホシに指示を出した。
「ホシに判断を任せる、有力眷族を全員連れてこい!!」
「マンバ様!!了解!!」ホシは部下と共に転移、揺らめいて消えた。
5寸しか無いホシ達ステルス隊の転移は、誰にも気付かれる事はなかった。
ハム達は同族のケトシが、革鎧に白地に赤い0が入った揃いのマントを羽織整列してるのが気になり、チラチラ伺っていた。
0番隊司令官のチャイは、獣耳と尻尾は有るが、マンバ神様にソックリの玉藻が気にはなるが、それよりもケトシ3人がもっと気になっていた。
「玉藻様はマンバ神様達の知り合いみたい、僕達はケトシどうしで情報交換しよう」
チャイはハム達に近寄り、話し掛けます。
「えっ?はい!僕はハム、それからトミにハミ、魔神タマモ様に命名して頂きました」
チャイに促されるまま、スラム街に隠れ住み、餓死寸前に魔神タマモ様に救われ、南極大陸統一をした今までの事を話た。
「君達も、酷い目にあってた時、玉藻様に救われたんだね、僕達も奴隷にされてた所をマンバ神様に助けられ···」
「ど?奴隷?だったの?僕達より酷い状態だったんだね」
「なぶり殺されるだけの、奴隷だった僕達が0番隊で要られるのも、哲王様に感謝してるが、マンバ様には救われた恩、神術を授けて下さって、眷族に迎えられた返しきれない大恩がある」
「僕達3人も、魔神タマモ様に救われ、神術を授けて下さって、配下にして頂いた恩が有ります。魔神タマモ様は素晴らしいお方です」
猫又ヒミコは、猫がネズミをイタブルが如く玉藻の相手をして居る。
速い!!ホシ達がもう帰って来た。
「「母様御呼びとか」」
「わしゃぁ嬉しいぞな!珍しゅう呼んでつかぁさった」
「大王様御呼びにより、九尾を連れ参上つかまつり候!!」
「暑くてへばりそうじゃが、御呼びにより冷却と共に馳せ参じました」
玉藻は肝を潰した!!
「ギャン!!!背の目様!六郎様!大多羅様!
ひっ!!茨城童子様に九尾お祖母様!!雪女王様に冷却姫様!」
「玉藻!何か悪さしたか?」
「めっ、滅相も有りません九尾お祖母様!!」
「皆の者!良く集まってくれた!礼を言う!!」
「「「「「「「お礼なんて、とんでも有りません」」」」」」」
「玉藻!立ってわしの横にこい!」
(よ、弱った!何を言われる?命令には逆らえんぞ)
玉藻は覚束無い足取りで、ふらふらマンバの所にやっとたどり着いた。
「ヒミコ!盂羅!皆も良く見ろ!!
わしと玉藻はソックリで有ろう!!
おそらく、天照様の計らいと思われる!
今後玉藻は、魔神タマモと名乗らせ、
わしマンバ神に常駐同行させる
これは、玉藻が単身で南極大陸統一した功績に報いる為じゃ」
安堵で経たり込む玉藻でした。
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます