第74話 面倒だから攻め込みます
この戦力ならば、南大陸全土を無人の荒野に変える事も出来る。
「さぁ!!かかって来い!!!」
目の前には、草もあまり生えん荒れ地が広がって居る。
利用価値のない、干渉地帯と言った所か。
広大な荒れ地、焼き
ちょっとイラついてるマンバが、恐ろしい独り言を呟いていた。
優秀な0番隊の隊員が中部王国と中央東王国に潜入調査に出向いて居る。
こちらの素早い防御体制に、二の脚を踏んで攻撃を躊躇して居る様子じゃ。
更なる増援待ちか?攻めて来んなら、色んな策が練れる。
後方の医療隊の所に行く。
クミが、久し振りに合う仲間の所に駆けて行く。
男がクミを抱き締めた。
(クミに何をして居る!!!あぁクムか、兄妹じゃったな)
「「マンバ様ぁ」」
「おっ?クニとシラ回復治療出来る様に成ったか?」
「はい!!マンバ様が指導して下さってたから、皆と訓練したら直ぐに出来る様に成りました」
「私も直ぐに使える様に成りました!!」
「そうか、光神術は出来る者が少ない!貴重な人材じゃ!!」
二人は嬉しそうな笑顔をして居る。
「マンバ様!!」
「コムか、医療隊の育成順調なようじゃな」
「クーシの村を回って、隊員を募集して10人新隊員を入隊させました」
「新隊員は大丈夫か?お前達以外のクーシは、性格的に何か信用出来ん」
「あははっ!確かに!!村を回ってて、クーシの女に襲われました」
「無事じゃったか?」
「あははっ!!ギラギラした目で、服を脱がされそうに為って、女達を跳ね飛ばしてやりました、僕達力が凄く強くなってますから」
「集めたのは孤児、雑用労働させられて居た子供達で、僕達の言う事を素直に聞きます」
「お~い、皆集まれ!!」
クム達と、見慣れない子供達が集まって来た。
「こちらのお方は、僕達の主、マンバ神様だ!!」
「光神術の治療が、まだ出来ない者、ご指導願え!!」
指導して貰えたなら、神術が使える!!そう思うのであろう、キラキラした目でわしを見て居る。
「そうじゃな、光神術は怪我や病気の者を癒し治してやろうとの、気持ちが大切じゃ」
「基本は、草をムシリ、手でグチャグチャしながら、これは何にでも効く薬と思い込む事じゃ!!出来るまで根気よく繰り返せ!!!傷に塗って治療出来たら、次は光を当てるだけで傷を治す訓練じゃ」
新隊員は、真剣に草をグチャグチャやって居る。
「そうじゃ!!その草は傷を瞬時に治す特効薬に成った!!!」
暗示のようじゃが、信じる者は救われる。
皆の草が光って居る。
「皆神術が使えて居る、その草を傷に塗ると治せる」
わしは、腕を切り一人づつ試させた。
切っては塗るを繰り返し、全員効果が出ておる事を試させ、自信を着けさせた。
「流石はマンバ神様!!僕が何度も指導して出来なかった事を、簡単にやって下さった!!!」
「そうでも無いぞ、コム達の指導の下地があってこそ、出来た事じゃ!普通はもっと手間取って居る」
医療隊の人員が増えた、無駄な待ち時間で無く、イライラも修まった!!コム達には感謝じゃな。
0番調査隊が帰って来た。
「マンバ様、中部王国は録でもない国王で、住民は酷い状態です」
「マンバ様、中央東王国も似たような物でした、国王も酷いが兵士達の横暴が目立ちました」
「そうか·····侵略を待たず、攻めに出る!!!」
「魔王軍は現状待機!!中部王国から攻め滅ぼす、行くぞ!!!」
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