グルチャ

卯月レン

自殺なんかじゃない!

マナは同じクラスメイトのリサとアユムとグループ通話をしていた。

「じゃあね、また明日、学校でねー」


マナは携帯の通話を切るとベッドに横たわった。


翌朝、学校に行くと校門前に数台のパトカーが停まっていた。

「生徒達は全員教室へ入れー!」

体育教師が大声で叫んでる。

何が起こったのかまだわからなかった。

校長先生が警察の対応をしている。

教室へ入るとざわめいていた。

「どうしたの?」マナは隣の席のリサに問いかける。

「なんか自殺した人がいるらしいの」と

コソコソと話してきた。

「えっ!?嘘でしょ?」

誰なんだろう。

しばらくして担任の鈴木先生が説明をしに教室に入ってきた。

「みんな、静かに!!栗本ユリが昨晩亡くなった」

クラスメイトの栗本ユリが自殺したのだ。

クラスのムードーメーカーのユリが亡くなった!!?

なんで?!


「遺書は残されていないらしい」


リサは泣き出した。

そうだよね、1番仲が良かったもの。


ユリが自殺・・・?

そんなことをする子じゃない!

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