ホール

素晴らしいことに本日は晴れである、その穴の周りも晴れであるし修復された所も晴れであることには違いないのだが、青の度合いが違うのである。例えるなら冬の空の青に夏の空の青が混じってるような感じがする。不快…とまでは行かないが何故かモヤモヤする。

数日後その穴は完全に塞がり色合いも馴染んできた。またも、その町の住人たちは気にすることなく生活していた明らかに不自然なのになぜなんだろうか。

ここで上げられる見解がふたつある「記憶を消された」又は「元から穴の存在を知らなかった」のふたつがある。どちらも現実的ではないしただ単に穴に関して自分が気にしすぎたのであろう。

そんな普段全く使わないような妄想をしつつ喫茶店き立ち寄ってみることにした。自分自身思いつきで行動することが多く予定なんか立てても守れた試しがない。今日も本屋に寄ってからどっか遠い街にでも行こうとしたがご覧の有様、喫茶店によって周りを見渡してナポリタンとアイスティーを注文してしまっている。周りの人間はいかにも忙しそうな面をしている。推定30代後半ぐらいの主婦がお互いの家庭のどうでもいい話をしたと思ったら怪しい勧誘だ、隣のサラリーマンは日経トレンディを読みながらコーヒーを啜りいかにも「自分はデキる男」感を出している。決して悪くは無い。観察する分には十分なぐらいだ。


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