冴えない彼女の育てかた SS Nostalgic cherry blossams
@A01241857
序章
「俺はっ、ただ 最高の ギ ャルゲーを、作りたかっただけなのに」
見慣れた視聴覚室。
その床の上で
焼けるような痛みに悶えながら
朦朧とする意識の中、確かに俺は
運命、いや俺のメインヒロインと出会った
あの春の日のことを、
そして俺が道を踏み外してしまったあの日のことを思い出していた
あの日、黒髪ストレートの先輩と
金髪ツインテールの幼馴染みを助けに行かず
俺の、
俺だけのメインヒロインの声に耳を傾けていれば
こうやって後悔せずに済んだのかな、、
「本当に後悔せずに済んだのかな」
でも今はそんな事考えたって無駄だ
悪いのは倒れた紅坂さんでも
助けを求めてきた英梨々でもなく
自分のサークルメンバーを、
メインヒロインを裏切った俺自身なんだから
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