140字小説迷路の簡単な抜け方

来夢くるむ秋桜こすもす

迷路の簡単な抜け方

【140字小説】「迷路の簡単な抜け方」

迷路の迷宮に迷い込んだ

出口を探すのをやめた

入り口に戻ることにした

簡単な手段だからだ

しかし

入り口まで戻るのも

困難を極めているようだ

なぜ私はこんな迷宮に入った?

自問自答しても答えまでもが

迷宮入りだ

そうだ!もっと簡単な方法が

あるじゃないか

壁をぶち破って行こうか

出口まですぐだ

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140字小説迷路の簡単な抜け方 来夢くるむ秋桜こすもす @KotonohaShirube

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