2.王の不在
王城の内部は、外観に負けないほどの美しさで僕たちを迎えた。落ち着いた青の絨毯に、規則的に並ぶ柱は大理石。正面には階段があって、その踊り場には過去の国王と王妃だろうか、二人の男女が描かれた巨大な絵画が掛けられている。階段は踊り場から左右に伸び、二階へと繋がっていた。
城内は兵士が巡回しているらしく、僕たちが内装をしげしげと見回している間にも、右の廊下から左の廊下へと歩いていった。しっかり警備されているようだ。
「二階が謁見の間やね。あそこに入るときは、ウチもまだそれなりに緊張すんねんなあ」
「ニーナさんが言うと冗談に聞こえるんですけど。本当です?」
「失礼な。セリアちゃんよりもしてるで、多分」
失礼だというのはニーナさんに同意だが、僕もニーナさんが緊張しているようには思えなかった。明るい性格って、こういうところでは損なのかもしれない。
階段を上がろうとしたところで、ニーナさんはふいに足を止めた。視線が右に逸れる。どうやら騎士団の仲間が近づいてきたようだ。
「お、セシルやん。お疲れ」
「ああ、ニーナ。お疲れ様。……そちらは、もしかして」
「そうそう、噂の勇者と従士やで。丁度来てもらったとこ」
颯爽と現れた青年に、ニーナさんは僕たちを紹介する。手がこちらに向けられたので、僕とセリアは慌て気味に自己紹介した。
「初めまして、トウマ=アサギです」
「セリア=ウェンディです。よろしく」
「私はセシル=ソードナイト。グランウェール騎士団の団長、ということになっている。どうぞよろしく」
大きな手が差し出され、僕たちはそれぞれ握手を交わす。……セシル=ソードナイト。名が体を表しているというのはこのことか、と言いたくなる名前だ。
年はまだ三十手前くらいだろう。並の体格だが、引き締まった筋肉が腕から覗く。やや赤みがかった茶髪はワックスのようなもので整えてあるのか、少し左右に跳ねている。ニーナさんと同じ騎士団の正装だが、胸には団長であることを示しているのだろう、目立つバッジが留められていて、腰には剣が、背中には小型の盾が提げてあった。
「ニーナから君たちのことは聞いていてね。勇者として目醒めたのはついこの間みたいだが、もうコーストンの魔皇は倒してしまったとか」
「まあ、あまり寄り道せずに南下しているので。通り道にある町には立ち寄って、魔物被害なんかがあれば退治していってる感じです」
「いや、素晴らしいと思うよ。勇者として求められている活躍が十分にできている。私たちも、もっと精進しなくちゃな」
「そこまで言われちゃうと、嬉しいような恥ずかしいような」
セリアがもじもじするのに、セシルさんは本当のことだと快活に笑う。エリオスさんもそうだったが、兵士達をまとめるような優れた騎士は、こんな風に爽やかなのが似合うな、と感じた。
「これから謁見の間に行くんだね。……少し微妙な事情があるけれど、心配はしないでほしい。何せ、グランウェールは最古の王国だ。これまで幾度も問題を乗り越えてきたし、これからもそうあっていく」
「はあ。……分かりました」
まだその微妙な事情とやらは分からないが、二人とも口調は重い。なるべく気にしないようにはしたいが、どういう事情があるのだろうな。まあ、謁見の間に入ればすぐに分かることか。
「じゃあ、私はこれで。兵たちの訓練があるんでね」
「はい。頑張ってください」
「君たちも」
セシルさんは、こちらへやってきたときと同じように、軽やかな足取りで廊下の向こうへと歩き去っていった。
「今のがウチらグランウェール騎士団の団長やね。あんな若いのに、腕前は一級品でなあ。ウチは十回戦って一回勝てればええ方かな」
「ニーナさんで、そんな?」
「せやで。トウマくんといい勝負するかもなあ」
そう言われると、戦ってみたいようなそうでないような。魔皇を倒したという自信がへし折られてしまいそうでちょっと怖い。
「ま、気を取り直して、謁見の間に行こか」
「ええ」
今度こそ階段を上って、僕たちは謁見の間へ繋がる大きな扉の前に立った。ニーナさんがノックして、名前と要件を伝える。すると中から扉が開かれた。向こう側の兵士が開けてくれたようだ。
開いた扉を抜け、僕たちは謁見の間へ入った。かなりの奥行があり、王座まで伸びる青い絨毯の左右には、等間隔に彫刻の施された柱が並んでいる。部屋の隅には花も活けられていて、目にも鮮やかだった。
僕はそうしたものに一瞬だけ目を奪われたが、すぐに視線を王座の方へ移した。するとそこには、ニーナさんの言った通り国王であるクライツ=ド=リグウェールの姿はなく、代わりに二人の男女が立っていて、何やら相談事をしている様子だった。
「ワイズさん、イヴさん。勇者と従士、連れてきたで」
「ああ、ニーナさん。ご苦労様でした。そちらのお二人……ですね?」
「そうそう。良い子らやで」
イヴと呼ばれた女性は、僕たちに目を向けると、妖艶さを感じさせる笑みを浮かべ、
「セントグラン王城まで足を運んでもらってありがとうございます。私はイヴ=フラミア。王室秘書として微力ながらグランウェールを支えています。どうぞよろしく」
そう名乗って軽く頭を下げた。王室秘書、か。なるほどそんな印象だ。イヤリングやネックレスなど、やや着飾り過ぎているような感じもするが。
――それにしても、どこかで聞いたような名前だな。
考えているうちに、隣にいたワイズという男性も挨拶をくれる。
「私はワイズ=クライスト。王室と直接な繋がりはないが、政策顧問のようなことをしている。本来の所属はカノニア教会だ」
こちらはイヴさんと対照的に、司祭服に身を包んだ慎ましやかな男性、という雰囲気だ。イヴさんは白髪、ワイズさんは黒髪をしていることもその差を際立たせている。見た感じ、イヴさんは三十過ぎ、ワイズさんは四十代前半、というところだろうか。
「トウマ=アサギです。よろしくお願いします」
「セリア=ウェンディです、よろしく」
こちらも決まりきった挨拶を返す。そうしながらも、僕の頭はイヴさんの名前をどこで聞いたのか、二人がなぜ謁見の間で話していたのか、などとあれこれ考えを巡らせていた。
「ここへ来るまでに、少しばかり事情を聞いているかもしれないが。クライツ王は現在、この王座に座る事が出来ない状態なのでね。そのため、秘書であるイヴと、顧問である私とが、時折こうして相談しつつ、王室の運営をしているというわけだ」
「えっと。王様には会えないだろう、とだけ説明は受けたんですが。……それってつまり?」
僕が訊ねると、イヴさんとワイズさんは互いの顔を見合わせた後、
「……これは、王室外部には極秘なのですけれど。勇者様にはお伝えしておくべきだと思います。国王様は現在、病床に臥せっておられるのです」
「病気……ですか?」
二人は同時に頷く。
「クライツ王は御年七十歳。高齢であり、また以前より重い病に冒されているのだ。外部には秘されているが、公務を行うことも難しい病状でね。王の勅命を拝し、私とイヴがある程度の政を行なっているのだよ」
「国王様は人目につかない平穏な地で、療養されております。私たちは定期的に国王様と連絡をとったり、若しくは直接伺って、ご意思を確認して運営に反映しているのです」
グランウェールを治める国王が、実は病魔に冒されているとは。それでは僕たちも、謁見することなど叶わないはずだ。
「あの、国王様に跡取りなんかは?」
「それが、クライツ王は一度もご結婚なされたことがなくてね。跡を継ぐ子もいない上、候補に決めた人物というのもいないのだ。だからこそ、今の状況は非常に問題なのだよ」
「国王様がもし崩御されたら……次の王が、いない」
「そういうことです」
……事はかなり深刻なようだ。せめて健康な内に王の座を継ぐ人間を決めることが出来ていればまだ良かったはずだが、きっと部外者には分からない複雑な事情があるのだろう。
「幸いにも、クライツ王はまだ自らのご意思を伝えられる状態だ。なので早急に時期国王候補を選出すべく、私もイヴも動いている」
「そういうわけで、本来なら国王様がお会いになるところですが、代わりに私たちが応対することになったのです。気を悪くされたら申し訳ありませんけれど」
「いえ、全然そんなことは。……その、とても大変なんですね」
月並みなことしか言えなかったが、心配する気持ちは本当だ。表情からそれを汲み取ってくれたのか、イヴさんは少しだけ寂し気に微笑んだ。
「まあ、ウチら騎士団も団長クラスにしか伝えられてないし、ホンマに極秘やね。王様に血縁でもおったらええんやけど、残念ながら唯一残ってるんはコーストンのヴァレス大公だけやからなあ」
「一応血族なんですよねー。もうすっごい昔のことみたいですけど」
「ファーストネームが一緒やから、それ自体は有名やね。確か二二八年の戦後会議のときに決めたことやったかな」
失念していたが、クライツ国王とヴァレス大公はそういう関係なのだったか。百年以上前の話だし、セリアが以前言っていたように、最早名前が同じだけで、血は全くの別物になっていそうだが。
「まあこれはあくまで噂やけど、そのとき王子が二人おって、出来の悪い弟の方をコーストンに島流しみたいに送ったってのも言われてるみたいやなあ。それこそ百年以上前のこと、誰も確かめようがないけど」
「こらこら、ニーナ。そういうことを言うものじゃありませんわ」
イヴさんが穏やかな口調ながらそう嗜める。……多分、イヴさんも心の中ではニーナさんの言ったことを肯定していそうな感じだ。ヴァレス大公の評判が悪すぎるのが原因かもしれないな。
「さて。あまり長話をしても仕方がないので、手短に済ませることにしよう。勇者殿、従士殿。此度はグランウェールまでご苦労だった。魔王復活からまだ日が浅いとは言えど、魔物の被害は確実に増加している。勇者殿には、早急に役目を果たしてもらいたく思う」
「はい。承知してます」
「うむ。……グランウェールに出現した魔皇は、過去に現れた個体と同じく剣術士スキルを使う、テオルという魔皇だ。出現場所は、大陸東部に位置するジア遺跡。セントグランが一番近いとはいえ、馬車で一時間以上はかかるところになる。遺跡からは度々魔物の侵攻があり、騎士団は現状、その対処のみを行っているのみだ」
「勇者様の到着を待ってから、一気に叩くということに決まったので、防御に徹していたわけです。トウマさんとセリアさんが来てくださった今、ようやく攻撃に転じることができますわ」
ジア遺跡、か。コーストンに続いて、また遺跡が魔皇の根城になっているらしい。毎回出現場所は違うようだし、偶然なのだろうけど。……ただ、場所が離れているのは少々骨が折れそうだ。途中で魔物が押し寄せてきて、体力が削がれる可能性は高い。恐らくそういう地理的な問題もあるから、僕たちが来るまでは攻め込まずにいたのだろう。
「魔皇討伐に際しては、騎士団が全力で勇者殿の支援を行うつもりだ。具体的には、各隊長と数百名程度の兵で遠征隊を編成し、勇者殿とともにジア遺跡へ乗り込むことを予定している」
「遠征隊、ですか」
「ええ。主戦力はなるべく温存しておきたいこともありますし、魔物が攻めてくればその場で兵士が対処、勇者様と各隊長は遺跡まで戦わずにいられればと」
「数百人規模かあ、それで遠征は結構凄いなー……」
コーストフォードでの戦いは、民間からの協力者を含めて同程度の戦力だった気がする。セントグランの兵は練度が高そうだし、正直なところ、あのときよりも安心できる。
「準備が必要なのでね、すぐに出発というわけにはいかないが。一週間以内には魔皇討伐を決行したいと考えている。少し期間が空いてしまって申し訳ないが、それまではこのセントグランで旅の疲れを癒してほしい」
「了解です。ホテルに滞在しようと思ってるので、部屋をとったら一度連絡した方がいいですかね?」
「いや、特に必要ない。こちらで調べて連絡しよう。私たちのことは気にせず、滞在中は好きなことをして過ごしてもらいたい」
「あ、ありがとうございます」
まあ、流石に遊び惚けるのもどうかと思うし、たまには魔物退治なんかで体を動かすだろうけれど。一週間は短くない時間だ。せっかくだから、有効活用したいものだな。
「……では、伝えるべきことは伝えましたし、これで終了としましょうか。ワイズさんも言いましたが、滞在中は是非のんびりと、セントグランを楽しんでくださいね」
「一週間で楽しみ尽くせるかわかりませんけど、頑張ります!」
セリアが意気揚々と言う。頑張りますというのはちょっと違うんじゃないかと思ったが、まあいいか。振り回されそうなのは怖いけど。
「では、ニーナ。見送りを頼む」
「ほい。そんじゃ二人とも、出よか」
ニーナさんに促されたので、僕は一度頷いてからワイズさんとイヴさんの方へ向き直る。
「ワイズさん、イヴさん。ありがとうございました」
「ありがとうございましたー」
「うむ。また後日」
「ごゆっくり」
そうして、僕たちは二人に見送られつつ、謁見の間を後にした。
扉がバタリと閉ざされてから、ニーナさんは一つ、重い溜息を吐く。
「ふー。謁見終了やな。おつかれさん」
「謁見と言えるのかは分かりませんけどね。まあ、偉い人なんでしょうけど」
「うん、偉い人なんは間違いないな。特にワイズさんは」
「カノニア教会に所属してるって言ってましたっけ」
セリアが言うと、ニーナさんは自分の頭にポンと手を置きながら、
「あの人はなあ、カノニア教会の教皇なんよ」
「……教皇?」
「そう、教皇サマ」
……ということは、教会で一番偉い人、ということなのか。
そんな人が、王室の顧問として活動している、と。
政教分離なんていう言葉があったが、リバンティアではそういうところはどうなんだろう。ニーナさんの微妙な表情を見る限り、あまり肯定的ではなさそうだが。
「ワイズさんは、国王様と旧知の仲らしくてなあ。元気なときでもしょっちゅうアドバイスを求めてたんやって。まあ、元気やったんは相当昔の話らしいから、もう長いことあの人とイヴさんが王の代理として国の政をしてることになるけど」
「へえ……。昔って、ニーナさんが隊長になったときにはもう、王様は病気になってたんです?」
「せやで。ウチが就いたんは大体四年前かな、まだ一度も会えてへん。若い隊長しかおらんからかもしれんけど、会うたことのある人おらんかもしれんな」
そんなに前から、王様の健康状態は思わしくないのか。いつ崩御されてもおかしくなさそうだ。国民からすれば、あるとき突然王様が崩御されたと知るわけだから、とんでもない混乱が起きそうだけれど。
それまでに、次期国王の選出をしなければならない。表向きは素晴らしい都市だが、中々に切羽詰まった状況があるのだ。ニーナさんがグランドブリッジで仄めかしていたことがようやく理解できたわけだが、なるほどそれは難しい話だった。
「カノニア教会は世界的に信仰されてるし、国家より大きい言うても過言やないからな。正直な話、あんまりくっつき過ぎてるんは良くないんよ。せやから、早く次の国王様決まって、ゴタゴタが解決してくれたらええんやけどねえ」
「うーん、苦労してるんですね、ホント……」
「皺が増えてしゃーないわ。お嫁に行かれへんようにはなりたないなあ」
などと軽口を叩いてはいるが、本当に皺が増えそうなほど、日々悩んでいるのは間違いなさそうだ。
「国王様に関しての問題はそれだけやないしね。他にももう一つ、気を付けなあかんことがあるんよ」
「と言うのは?」
「ほら、グランドブリッジの事件があったとき。ウチ、グランドブリッジが狙われてるから視察に来てたって言うてたやん? あれは、国王様の暗殺を企んでる奴がおるかもしれへんってことらしくて。そんでコーストンから変な人間が入ってけえへんか睨みを利かせとったってワケ」
「暗殺……」
これまた穏やかでないワードが出てきてしまった。まあ、一国の王が病魔に冒され人目につかない場所で療養しているというのなら、それを好機と思って命を狙う人間も出てくるのは道理か。……つまり、グランウェールは今、他国を警戒しているわけだ。
コーストンのときは、ヴァレス大公が過剰なまでに他国を恐れている、という印象だったが、グランウェールが他国を警戒する理由は尤もなものだと思えた。
「ま、ウチらも国王様の居場所は分からんし、怪しい奴に注意するくらいしか、出来ることはあれへんけど。トウマくんとセリアちゃんも、グランウェールにおるときだけ、ちょっと気にしといてくれたらありがたいかな」
「聞かせてもらった以上は、しないわけにはいかないですね」
「怪しいヤツがいたらすぐに知らせます!」
「あは、ありがとありがと」
お礼を言うと、ニーナさんはニッと笑顔を浮かべた。
ここでやるべきことは終わったので、僕たちはニーナさんを先頭に、階段を下り、扉を抜けて、王城を出た。あまり長居したわけではなかったものの、外に出ると空はほんのりと赤みがかっており、谺するカラスたちの鳴き声が、どことなく哀愁を感じさせた。もうそろそろ五時くらいになるのだろうか。
「そんじゃ、ここでお別れやね。来ていきなりで悪かったけど、ありがとうな」
「いえいえ、すぐに済ませられて良かったです。到着の報告はしなくちゃと思ってましたから」
「礼儀正しくて助かるわ。まあ、繰り返しになるけどゆっくりしてってな。用があればいつでも王城に連絡くれていいし」
「そ、それは流石に気が引けます……」
「言うと思った。まあ、必要なときにはなー」
「ええ、ありがとうございます」
ニーナさんはどうも、この後もまだ仕事が残っているらしい。僕たちのお迎えを引き受けたために、他の仕事が後回しになったようだ。むしろ僕たちの方が悪かったと言いたいくらいだが、それは心の中に留めておく。
僕たちは彼女に別れを告げ、王城を後にした。次に会うのは、遠征に出発する頃だろうか。ニーナさんや、他の騎士隊長との共闘。コーストフォードの魔皇退治でも思ったが、共に戦ってくれる人が多いのは、とても頼もしく、そしてワクワクするものだ。
今回も、必ず上手くいく。僕はそんな自信が湧いてくるのを感じながら、夕焼けに染まっていく街をセリアと二人、歩いていくのだった。
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