モフランド

 私はニーシ国の貴族である、最近流行しているというモフ町へ貴族仲間とやってきている、この区域は他の貿易などの区域と違い、なにやら夢の国を目指して建国中とのことだが、夢の国とは大層なと思いモフ町へやってきたが、そこには本当に夢の国かと思うような光景があった



 モフ達が音楽を鳴らしてパレードをしていたり、メリーゴーランドなどというモフに乗って回る乗り物、観覧車などという丸く大きな円にのり風景を楽しむというもの、ジェットコースターと言われるような高いところからものすごいスピードで滑走する乗り物、そしていたるところにいる可愛いモフ達




「なんと・・・このような所が」




 貴族仲間がみな絶句している

 当り前であろう、今まで見たこともないような光景を目にし驚かないものがいようか、しかもそれが全部遊ぶものというのもぶっ飛んでいる」




「これは・・・ひとまず体験するしかなかろう」




 そう一人がいうとみなも同意する、そしてそれぞれが気になっているものを特に仲の良い者たちでグループを作って遊んでいった



「いやっほーーーーーうぇーーーーーい」



 そういってジェットコースターに乗る貴族たち



「いやーーーージェットコースター乗りましたか?あれは最高でしたぞ」



「ちょっとあれは儂にはまだ早いようでなあ、それよりもコーヒーカップとかいうものですか、あれもなかなかでしたぞ、となりにのった ハーエ伯爵が思いっきり回しましてなハハハ」



「それもなかなか面白そうですなあ、じゃあ私は次のシェプラッシーマウンテンという乗り物に カブトムシ侯爵と乗ったあとに、やってみますぞ、クワガタ男爵もいかかですか?」



「いやいや私は次はメリーゴーランドでゆったりとしていきます、そのあとにはモフ達のパレードを見る予定です」



「そうですか、ではまたどこかでお会いしましょう」



「おっとそこにいるのは タマムシ男爵、なかなか似合ってますぞ」



 そう言われた タマムシ男爵はクマ型モフのモフ耳を付けて風船を持っていた



「ありがとうございます、バッタ辺境伯もいい感じですねえ」



 バッタ辺境伯はモフパーカーとモフ手袋を着用していた、もちろんパーカーは頭の部分にはネコモフの耳とかついてるやつだ



「おっそのモフ鞄はどこで買ったのですか?」



「ふふふ、これはですねえピッツアウメーワールドの裏の店で買ったんですよ、モフ達の家に見せかけて実はお店だったんですよ、きっとあの店を見つけたのは私だけでしょうなハハハハ」



「おおおそんな店があったとは完全に盲点だった、ではこれは知っていますか?ランダムに舗装されているように見られるこの石畳ですが、一部モフの形をかたどった石畳があるんですよ」



「ええええそうだったんですか!?それは知りませんでした、どちらにあったんですか?」


「フフフそれもひっそりと隠してあったのだ、ではこれから一緒に見に行こうではないか」


 そうして二人は歩いて遊びに行った


「このピュロスという食べ物はうまいですなあ」



「いやいやまったく、しかしポップコーンもあんな可愛い容器に入って売っている

とは、あんなん絶対買ってしまうではないか」



「それな、帰りにもう一個買っていこうかと思っております」



「そうだな、ここの食べ物は全部制覇したいなあ」



「おっと見てください、あそこのダンゴムシ男爵が食べている白いまきまきの食べ物、ぺろぺろとなにやらおいしそうじゃありませんか」



「うむ、ダンゴムシ男爵にどこで買ったか教えてもらおう」



「おーーーーいダンゴムシ男爵!!それどこで買ったんだーーー」



 そうして駆け寄っていく貴族達



 貴族たちは思い思いにモフランドを楽しんでいた、そこにはおっさんたちが笑顔で楽しそうにはしゃぐ姿があったという、そんな おっさん達がはしゃいでいる姿を見て女王は



「なぜこうなった」



 と思案していたという

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