高度成長期
その後
ミナーミ国襲撃の後モフ町は復興に力を入れていた
「女王には急ピッチで倒されたモフ達を修復してもらうコン」
ミナーミ国兵にやられたモフ達は体が精霊体を内包できなくなる、人間でいえば死の状態となっていたが、女王が壊れた体を直し、また精霊を入れなおすことによってモフは息を吹き返した
「元々の精霊とは違うと思うけどね、まあこれだけの数だから前入ってた子もまた違う体に入ってきてくれてるかも」
そう言って女王は超スピードでモフを直していっていた、今後のモフ町の発展での課題は3点
1つ目女王の鶴の一声でモフ町は夢の国デ。○○―ランドみたいな国を目指すこととなった
2つ目はモフ町に女王がいることがばれてしまったため、女王の居城を建築しなければならない、そう女王に伝えると
「シ○○レラ城よーーーー!!!」
などど申しており、以前から湖の真ん中を埋め立てていた場所に建築されることとなった
そして3つ目は
「ついに娼館の許可がおりたコン!これで僕の夢の国への準備が整ったコン」
そう言ってコン太は一人笑いながらモフ達へ指示を出していっていた
ミナーミ国 視点 数か月後
「などとモフ国側は申しており、再度モフ国への交渉を来月中にて調整しておる所です」
以上と言い報告書をパタンと閉じ貴族隊長が王へと報告を終える
「そうか、なかなか話が前に進まんな、これではミナーミ国の同盟はおろか、交易はそうそうに進めたいのだがな」
「それ以外の所は良好に進んでおります、それも私が何度も足を運び懇切丁寧に直接相手の側近と話をしている結果であります」
その言葉通り、一時は貴族隊長の侵略失敗から別の者をモフ国へ交渉にやったのだが、門前払いをされてしまっていた、だが貴族隊長が行くとモフ国の側近との会談が可能になり、本当に少しずつだが、関係も改善されていた
「けどモフ国に行きすぎじゃない?この前なんて3週間も滞在だって!?」
「それも必要なことです、それにモフ国では滞在中の経費はミナーミ国には一切かかっておりません、必要なものはすべて相手側にて用意してもらっています、何も問題はないかと」
しれっと貴族隊長がいう
「てかずっと気になってたんだけど、お前のその服最近ヒガーシ国やニーシ国で超プレミアがついてるモフ国の貴族用服じゃねえのか?」
「おっ王様お目が高いですねえ、そうなんですよこの洗練されたデザイン、おとなしさの中にも高貴さが見え隠れする所、派手なだけで品が無かった貴族服に革命をもたらしました、派手なだけの時代は終わったんですよ」
そう言って貴族隊長が王様の服をチラリと見て、口の端を少しあげ、にやりとする
「お前今俺の服みて笑っただろ!?俺は王だから威厳さを前面にださなきゃならんのだあ、決してその服が手に入らないとかじゃあないからな」
「この皮の靴もモフ国産です」
「!?」
「最近の流行はこのシャープなつま先ですよね、もう昔のクルクルなんて履いてられないですよ、なんだったんでしょうねあのクルクル」
「てめえええ、このクルクルはなああ、威厳があれなんだよ!スパイラルなんだよ!!!」
「おやおや、そろそろモフ国との会談内容の打ち合わせを行う予定でした」
「おいいい話はまだ終わってねええぞ」
「そうだ王様、今度王様に似合う肩パッドをもらってきましょうか?」
「えっいいの?」
「ええ、今までの会談を重ねる中でモフ国の心象もかなり改善されました、ここらあたりで王へのプレゼントも可能となりましょう」
「うむうむ、そうかそうか、順調そうでなによりだ」
「それではそちらの件も確実にこなすとなると少し期間を延ばしまして、今度は1か月間の観光・・・おほん、会談へ行ってまいります」
「えっ今観光って」
「では失礼致します」
そう言って貴族隊長は謁見の間を後にした
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