周辺国情報    怪しい影

 ヒガーシ・ラヘーン国では強姦事件が目に見えて減ってきていた



 なんの因果関係があるのかは分からないが逆に男が襲われる事件が増えている



 襲われてると言っても性的にだ。



 実際は氷山の一角なのかもわからんが恥を忍んで衛兵に訴えにくるやつがいる



 だがその者の話をきくと女かと思って襲おうとしたら逆に襲われたというものだった、意味が分からない、凄く可愛い格好をしていて襲わずにはいられなく一人で裏路地に入ったところを襲って返り討ちらしい



 その話が本当だとしても女を襲おうとしたそいつがまず犯罪というのが一つと



 まずこの国には男を性的に襲うのがダメだという犯罪がない、それは現代日本でも最近まで男に対してセクハラということは法的には無いというのことと似たところか



 そして衛兵にそのことを訴えてきた奴は衛兵たちに大笑いされて帰らされる、粘ったとしてもお前が強姦未遂の罪になるだけだと言われしぶしぶ帰らざるをえない




 それに伴ってか本当に分からないんだけど、オカマも少しづつ増えてきている



 昔は彼らも少なからずいたのだが、なんか最近はすごくどうどうとしている



 そしてそんなあおりを受け飲み屋街にオカマバーなるものができた




 しかもオカマバーのオカマ達は話も面白く楽しかった、彼らの話は男の側面と女の気持ちが分かるために、特に恋愛関係のアドバイスは適格だった、そして恋愛のエキスパートとなると女性客にも人気で店内は飲み屋には珍しく男女が半々くらいだった



 そしてさらに驚いたことに歓楽街のほうにはオカマとやれる店もできていた



 オカマたちは基本は男性で男性の体を当然ながら熟知していた




 そんな今まで味わったことのないような快楽を味わったやつは、一度入ったら必ずリピートをしていた、常連曰く文字通りハマっちまったよとかいいながら笑っていた



 俺も今度は次のステップにいこうか迷っている、入ってしまったら抜け出せないがそこにある甘い蜜に誘われて近づいてしまう虫になったような気分だ




「ちょいちょーーーーい!!自分何言ってんの!!??後半なんだよ完全にオカマにはまってる話じゃん!!  そうじゃなくて君はミナーミ国の間者でヒガーシ・ラヘーン国を調査してるんでしょ!?それ完全に遊んでるやん!」



「そして私はその後運命的な出会いをしました」




「えっ!!??まだ続くの????」




「あっあっあっあっあああああああああああああ」












 回想


「いたぞーー!そこの乳首丸出しの男を捕まえろーーー!!」




 そういって一人の乳首丸出し男、長いので略して乳丸が衛兵に追われていた




「いやもういいよその話は、もう乳首丸出しの男の時点でどうでもいいよ!結果だけ伝えてくれ!」




「私と乳丸はオークの軍勢を討伐しました」



「えっマジで!?冒頭からなんでそんな結果になるの?」



「気になりますか?」




「いや、ちょっと気になるけど辞めておく、多分それがきっとお前が すごい短い短パン穿いている理由に繋がる気がするから」




「おっ流石王様鋭いですねえ」



「そんな所で褒められてもなにも嬉しくない」




「それでヒガーシ国の最近の変化の理由は分かっのか?」




「おそらくですが、大山に理由があるのかと、先ほど話したオークの軍勢も餌を求めて山から下りてきたようでしたので」




「さっきの乳丸の話しそんな大事なことだったの!?」




「もちろんですよ、乳丸も世紀末も男根少女もあと最近景気の良いと言われる商人の共通点は全て大山になります」




「うーむ、これは調査の必要があるな、よしでは大山の調査を命じよう」




「はっ!では早速ヒガーシ国ルートで調査を開始いたします」





「君絶対オカマの店行く気だよね、絶対そうだよね」




そんなこんなでミナーミ国による大山調査と間者の性感帯調査が始まった

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