学び
あれから何日も冒険者たちは滞在してくれていた
その間も商人もなんども来てくれていて、剣や盾などホビットサイズのものも用意してくれていた、ちょうど10モフは精鋭として全身装備できるくらいのものが揃った
もうクマ太はご満悦だった
ただホビットサイズとして大きさは合っていたのだが、モフ達は可愛くつくられた縫いぐるみ故ちょっと横に丸い感じだ
そのためホビットと言っても人間の体型の装備を装備すると、兜を無理やりかぶって頭のとこだけ細くて兜からでている部分はいつもどおりふっくら、胸当ての部分も細くておなかのとこだけぽっこりしていた、商人はそれを見てちょっと笑ったのは秘密だ
剣士はその姿をみて悶えていたが
日に日に戦い方を覚え強くなっていき、武器屋防具も揃え強くなっていた、魔法も教えてもらったが、モフ達が使える魔法はしれていた
基礎中の基礎と呼ばれる火を飛ばすという魔法だけだった
威力も一瞬で枯葉に火をつけられる程度のもので、生葉になると5秒くらい照射し続けないと火がつかない、しかもそれからも照射続けないと消えちゃう
イメージは火のついたマッチ棒を投げてるのと同じ感じ
けど利点は石を投げるよりもはるかに遠く魔法が届くということ、これは魔法の特性である、逆に普通の火のように他の場所にも着火して山火事になるということはない
あと、一応言っておくが女王がこういった事で現代知識を活用することはない、つまり火薬などをつくることが今後もないということだ、そしてモフ達も現代知識はインプットされていないため、クマ太はこの世界の技術で強くならなくてはならない
だがクマ太は格闘術と武器でモフ達の中では一番強くなっていた
「次いいい!誰かかかってくるクマー!!」
そんなかかり稽古をしているクマ太達だったが他のモフは全然こない
「モフ達はもっとかかってくるクマ!そんなんじゃ女王は守れないクマ!この軟弱モフども!!」
クマ太はいきりたっていた、やっと手に入れた力を持って
そして先のことになるがクマ太の力が発揮できるような出来事が起こるのであった
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