【50日目】12月14日(土) 50日目の日

 誰かを超えるために料理とかなんかをしてみたい今日この頃。


 こんな日記も、始めて50日が経ったそうです。


 今やりたいことは、

・動物を飼いたい衝動を抑えるため、携帯をペットと思い込んだ文章を書いて全てを解決させる

・四コママンガの自由帳に書き溜めたネタや頭の中で移りゆくよしなしごとの清書

・魔女の宅急便を見る度にラストで涙ぐんでしまう病気の改善

・今やっているように洗濯物を畳んでいる最中に暇だなと思って動画見たり動画見てたら暇だなと思って絵を描きたいと思ったり絵だと時間がかかるから文字書くかとカクヨム開いたりして結局洗濯物が畳めない症状の改善

・楽しくお勉強したい

・トモコレやりたいから中古の安いDS買いたい

・日記を22時に書き始めるって誰か言ったよね。それはもう、それはもう、解決してない(共演者風)

 など、当初のやりたいことリストとは少々心持ちが変わってきてる感じがします。


 相変わらず、巣箱にはシジュウカラが来ません。

 それを部屋から傍観するばかりで、外には殆ど出ない生活。

 何の刺激も成長もなく、1日がだらだらと過ぎていく。

 喋ることも少ないので、もともと後悔することが多かった会話なんてもうできる気がしません。

 代わりに、ヒーローの対義語みたいな存在の思考は備わってきました。

 不愉快なニュースを見たあとの感情の昂りは危ないです。すぐにあったかいココアを持ってきてぶっかけてやってくれ。

 家にいる時間が増えたのに比例して1人でいる時間も長くなったのですが、物音がすれば強盗を、電話が鳴れば振り込め詐欺を、ピンポンと鳴れば包丁持った男が玄関前に突っ立っているのを想像するというヘタレっぷり。ガラケー片手に立ち向かえばだいたいのことは解決する。

 一人称は僕が定着しつつあります。他なんかもっと良いのないですかね。わたくしでも良いんだけども。


 書き留めておく必要もないような毎日ですが、今日はひとつだけありましたね。

 12時間寝てました。

 昨日?今日?が、3時まで作業していた反動だとは思うのですけど、まあ起きてびっくりですよね。

 あと、そのとき見た夢が鮮明で、割りかしリアルだったので、少し書き留めておこうかと。


 学校。授業がおわり、階段を降りて昇降口へと向かっていたとき。

 一階、昇降口前の開けた場所に、人だかりがあった。

 半円形に並べた椅子はほぼ満席。その円の中心に1人のメガネの少年が立っている。

 普段なら通り過ぎてしまうものを、なぜか好奇心に駆られ、一番後ろの席についてしまった。200円取られた。

 自作の本についての講演のようだった。メガネの少年の後ろには、ホワイトボードと、可動式の本棚があった。本棚にぎっしり詰められた本は、皆彼が書き、彼が製本したものだそうだ。原稿用紙をファイルにまとめたものもある。

 青いファイルを手に取った。内容は覚えていない。とても短い話の集合体だった。

 日常の、ポンと浮かんだアイデアを、いちいち小説にしていたらこうなったという。(夢から覚めて思ったのだが、これはいつも僕がやりたいと思っていたことだ。)

 何か感化され、ガラケーを取り出し、メールの下書きに文字を追加して、立ち去った。

 帰り道、猫に出会った。猫は窓から手を出して、ドヤ顔をしていた。

 その様子を、写真に撮ることもなく、静かに見つめていた。


 本当はこのあと家に帰って、夢の中で書き留めようとしていたのですが、家に着く前に起きてしまいました。南無三。



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