作品タイトル

　薔薇と絵描き

キャッチ

　「求む、世界一の絵描き！」可愛い愛弟子のため、天才絵師が再び筆を取る。

作者

　鶏卵そば　様

ジャンル

　異世界ファンタジー

セルフレイティング

　なし

紹介文

　とある王国が最も栄えていた時代。その王国には一人だけ王子が居ました。

　一人っ子である事から大層可愛がられて育てられていました。その王子は絵画を好み習いたいと王に申し出ます。王は快諾し王城の一室をアトリエとし、王国随一と言われる画家を招へいし王子の家庭教師としたのです。

　暫くは指導を続けていられましたが、ある日、大臣の奸計によって家庭教師の任を解かれます。

　その後、王子の成人の儀、即ち国王の世継ぎとしての大切な儀式を行う事に。その際に世界一の壁画を王子への贈り物にしようとなったのでした。

　国内外から最高の画家を呼び集める為に、望むがままの褒美を与えると告知。そこに多数の腕に覚えのある画家が終結したのでした。勿論そこには解任された画家も居たのです。

　作風に合う柔らかめの文体で読みやすいです。

　どこかほのぼのとしていて、しかし、しっかり登場人物たちを描いています。

　舞台が異世界風なのでファンタジーなのだと思いますが、ファンタジーと言うよりは心情描写に重きを置いたドラマと言えるでしょう。

　三人称の絵本のような語り口ですが、それぞれ数人出てくる画家や、王子などが生き生きと描かれていて良い作品だと思います。

　壁画制作においても苦難やハプニングがあったりと、飽きさせないように気を使われているので、最後まで楽しめる内容でしょう。

　評価も読者も少ないですが、総文字数も少なめであり、数字に表れない良さがあるので、一読する価値はあると思います。

　よろしければ以下リンク先よりお試しくださいませ。

　★13/フォロワー8人

　文字数：38,848文字（完結済）

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