作品タイトル

　扉の中のトリニティ

キャッチ

　世界は、終わらせられるのか

作者

　リエミ　様

ジャンル

　ＳＦ

セルフレイティング

　なし

紹介文

　超能力を持つ三人の少女たちは絶望し世界を終わらせたかった

　孤島に住む老夫婦と三人の少女たち。

　少女たちは言葉を口にしなくても、互いに会話ができる超能力者でもありました。彼女たち少女は世界を終わらせたいと思っています。ただ、孤島に居てはそれができないのです。

　そんなある日の午後、一人の男が孤島に住む五人を訪ねて遠路はるばるやってきました。

　三人の少女は男の到着にすぐに気付き、老夫婦は少女たちの様子から、客人が来たことを知るのでした。その客人はお爺さんの助手らしく、暫くお爺さんと会話をしていましたが、少女たちには助手の心も読めたのです。

　そして、ひとつの出来事から孤島を出ることに。

　短編です。

　とても短い中で最低限の会話と動きだけで、読むものを引き込んでくれます。

　ラストは読者にゆだねる形になっていて、結末は描かれません。静かに淡々と紡がれる作風はこの作者独特な雰囲気を持ち、しかし強く印象付けるのは、その文章にあるのでしょう。

　他にも多数作品がありますが、いずれも良作ばかりで作者の力量の高さを窺い知ることができます。

　この作品もまた少ない時間で読み終えるので、ぜひ独特な世界に浸ってみてください。

　よろしければ以下リンク先よりお試しくださいませ。

　★95/フォロワー11人

　文字数：5,590文字（完結済）

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