慟哭の時

作品タイトル

 慟哭の時

キャッチ

 パズルのピースを嵌める様に、答えを導き出していく旅が始まる。

作者

 暁 礼峅 様

ジャンル

 異世界ファンタジー

セルフレイティング

 残酷描写あり/性描写あり

紹介文

 自身を愛し必要としてくれた人は今傍に居ない。孤独な彼の旅が始まった


 幼い頃から母親と二人だけで旅を続けている主人公。

 人と接する機会の少なかった主人公ですが、時折寄る街では滞在期間が長くなると、自然と人と接するのですが、母親はそれを極度に嫌う状態でした。

 その理由は後々理解するのですが、ある時を境に忽然と母親が姿を消してしまいます。

 残された物は首飾りと短剣に革袋のみ。

 一通り生きていく為の知恵は授けられている彼は、突如姿を消した母親を探す為に旅に出ます。


 序盤は大きな出来事も無く、主人公が旅をしているシーンからスタートしますが、描かれる世界の空気感は独特で、個人的には「静」の雰囲気を感じ取りました。

 ファンタジーによく見られる、初っ端からの戦闘行為や残虐シーンなどなく、実に淡々と物語が進みます。

 それでも情景描写に優れる事から、しっかり物語に引き込まれていきます。

 一般的なテンプレファンタジーを好む方には、物足りなさを感じられるかもしれませんが、ある程度話数が進むとぐっと引き寄せられるでしょう。

 一点だけ。

 少々空白改行が多いのが気になります。

 決して楽で分かり易く軽い話では無く、文体と書式が合っていないのかと。

 それ以外はとてもよく描かれた作品でしょう。


 よろしければ以下リンク先よりお試しくださいませ。


 ★29/フォロワー110人

 文字数:783,161文字(完結済)

 https://kakuyomu.jp/works/1177354054890283736


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