SF

覚醒器官

作品タイトル

 覚醒器官

キャッチ

 百年後、私達は未だ天国に目覚めない。

作者

 宮葉 様

ジャンル

 SF

セルフレイティング

 残酷描写あり/暴力描写あり

紹介文

 人とそうでないものが互いに分かつ時、人ではないものは思考する


 物語の視点は人ではなく、レプリカントと呼ばれる機械人間の視点になっています。

 近未来、人類が生み出し様々に利用していたレプリカント。ある時を境に人間視点であれば不具合、レプリカント視点であれば進化を遂げ、それを脅威に感じた人類により彼らは処分されて行く事に。

 のちに落日(カタストロフ)と語られる、人類とレプリカントを分かつ出来事を経て、物語は新たな展開を迎えます。

 彼らに人間性はあるのか、人とは異なるただの機械でしかないのか、そもそも人間性とは何か。

 そう問い掛け考えさせる作品でもあり、なかなかに奥の深さを感じさせます。


 全体にやや重苦しくダークな雰囲気が漂いますが、1話辺りの文字数が少ないので、一気読みでもしない限り読み疲れる事はありません。

 幾分説明調な部分もありますが、気になる程では無いでしょう。

 欲を言えば1話の文字数をもう少し増やし、サブタイトルを入れると流れが理解し易く、全体の把握も可能になるかと個人的に思います。


 ともあれ、読む側に考えさせる良い作品だと感じます。


 よろしければ以下のリンク先よりお試しください。


 ★23/フォロワー42人

 文字数:130,799文字(連載中)

 https://kakuyomu.jp/works/1177354054887182782


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