─7─
一つ目の
ただならぬ
思わず後ずさる僕の
小さな何かが触れるのを感じた。
振り向くと少女が腰元で僕を見上げていた。
「
あなた
ただちに室内から
僕は少女の顔を見つめ、
少女はそんな僕の手を無言で
ぽっかりと
切り取られた空間に
そこから信じられない
切り取られた
硬質な感触が
金属に近い冷たさ。
そこには壁が存在していた。
「
市民ID
ただちに室内から退出して下さい」
壁の外では
『もうすぐ
少女は
『
監視者とはコープの事か?
コープは壁に
『
そう言い終わる前に少女の被ったメットが着信でも拾った様に明滅をし始めた。
少女は
『問題ない。
心配しすぎ』
見ると少女の
モールス信号の
それに合わせたように、
少女の
少女のコールブルーの瞳をより
―7―
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