第2話
「それにしてもレクス、あのスキルは一体なんなんだ?」
稽古を終えた後父さんが質問してきた
「俺にも分からないんだよ...父さんに勝ちたいと強く願ったら急に現れたから」
剣もスキルも謎に包まれている
(明日の選定の儀までスキルは分からないのか...)
「それにしても儀式受けてないのによくスキルが使えたな!どんなスキルなのかまだ分からないのに使えるとは大した奴だレクス!」
わしゃわしゃと頭を撫でられた
「あら?稽古はもう終わったの?洗濯物干すの終わったから見に来たのだけれど、どうやら終わっちゃったみたいね!」
庭に現れたのは母さんだった
「聞いてくれライラ!レクスがまだ自身のスキル分からないのにスキル使えたんだよ!しかも見たことないスキルだった!」
ライラは俺の母さんの名だ
母さんは髪が茶髪で顔が整ってるというかめっちゃ美人で人当たりもいい
胸もそこそこ大きい...母親の何を言ってんだ俺は...よし、話を戻そう!
父さんは嬉しそうに自慢する
「そうなの?もうちょっと早く来てれば見れたのね〜今度使う時は母さんにも見せてね?」
母さん俺のスキルに興味津々だ
「うん!使えるようになったら見せるね!」
まだスキル名も分からないしね...
「明日は選定の儀なんでしょ?今日はもうゆっくり休みなさい?」
まぁ、今日はなんか疲れたしゆっくり休むかな
「うん、そうする!」
俺はそう言い、自室に戻った
そしてベッドにダイブした
(あぁ、もう起き上がりたくない...)
ダメ人間みたいな考えをする俺
(明日の選定の儀では剣のジョブが出ればいいな)
レクスが思っていることは剣聖に憧れる子供たちにとっては皆が同じ考えをする
だけれども、例え剣のジョブがいいと思っていても、違うジョブだったりする
狩人、木こり、商人など、戦闘向きのジョブや商売などのジョブも沢山ある
もちろん、どのジョブも極めればジョブランクが上がるしかし、剣の最高ランクの剣聖と比べると例え戦闘向きのジョブでも、剣聖には遠く及ばない
何故なら剣聖は最高ランクのジョブにして、最強のジョブだからだ
当然皆が憧れる理由だ
「例え俺はどんなジョブでも受け入れる!」
そう心に誓った
例え否定してもジョブは変わらないのだから
そのまま寝ていると、夕食の時間になった
夕食を終え、風呂に入り、明日に備えて寝ようとしていた
「明日は寝坊しないよう早く起きる!」
とうとう迫ってきた選定の儀
それに明日はレクスが15歳になる誕生日なのである
レクスは寝坊しないように行けるのか...
選定の儀の儀式が始まるのは朝の9時からだ
レクスはそのまま眠りについた...
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