第22話
「私に愛を教えてほしい」
「愛というのは、めでたいことがあったときに盛大に祝うことだ」
「そうなのね」
「というわけで、俺の就職祝いと君の小説家デビューを祝して少し高いお肉を買ってきました!」
「やったね」
「へっへっへっ、このお高くとまったお肉を熱したフライパンにドーンするぜ!」
「テンション高いね」
「そりゃそうさ。俺も君も無事前に進めたんだから。祝わずにはいられないさ」
「あまりはしゃぐと危ないよ」
「痛っ! 油がはねた!」
「ほらやっぱり。ふふふっ」
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