ゲーテ作品について

サタナエル

ファウスト

世界三大文豪の1人に数えられるヨハン・ヴォルフガング・フォン・ゲーテの作品『ファウスト』について語ります。

ダンテ、シェイクスピア、ゲーテは本当に天才ですね。

15世紀から16世紀頃のドイツに実在したと言われる、高名な錬金術師ドクトル・ファウストゥスの伝説を下敷きとして、ゲーテがほぼその一生を掛けて完成させた大作です。ファウスト博士は、錬金術や占星術を使う黒魔術師であるとの噂に包まれ、悪魔と契約して最後には魂を奪われ体を四散されたと云う奇怪な伝説、風聞が囁かれていました。ゲーテは子供の頃、旅回り一座の人形劇「ファウスト博士」を観たといい、若い頃からこの伝承に並々ならぬ興味を抱いていました。『ファウスト』はまず、1797年になって初稿『原ファウスト』から20年ののちにこの作品を再び世に送るにあたり、ゲーテがその心境を告白した「献ぐる詞」から始まります。次に、インドの詩人カーリダーサ(5世紀)作の戯曲『シャクンタラー』に影響を受けたゲーテによって、その体裁にならって同年に書き加えられた「劇場での前戯」が続き、「天上の序曲」に至っていよいよ悲劇の本筋に入ります。

天使たち(ラファエル、ミカエル、ガブリエル)の合唱と共に壮麗に幕開けられた舞台に、誘惑の悪魔メフィストーフェレス(以下メフィスト)が滑稽な台詞回しでひょっこりと現れ、主(神)に対して一つの賭けを持ち掛けます。メフィストは「人間どもは、あなたから与えられた理性をろくな事に使っていやしないじゃないですか」と嘲り、主はそれに対して「常に向上の努力を成す者」の代表としてファウスト博士を挙げ、「今はまだ混乱した状態で生きていますが、いずれは正しい道へと導いてやるつもりである」と述べます。メフィストはそれを面白がり、ファウストの魂を悪の道へと引き摺り込めるかどうかの賭けを持ちかけます。主は、「人間は努力するかぎり迷うもの」と答えてその賭けに乗り、かくしてメフィストはファウストを誘惑することとなります。

『ファウスト』は、明治後期に森林太郎(森鴎外)により日本語訳されてます。

森鴎外凄いですね。

ファウスト博士の伝承を元にゲーテは壮大な戯曲を書き上げたのですね。

とにかくゲーテ作品は素晴らしいです。






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