第5話 帰り道

ある日の帰り道。


「なあお二人さんよ、電柱っていいと思わないか。」


「分かる、分かるよまる。」


「特にあの変換器が!」


「は?変換器とか要らねえだろ!」


「変換器が重要だろ!」


「はー?わかってないな、電柱の本体は柱でしょ?」


「いや変換器だから。」


たかは鉄塔推しなので話に割り込めないご様子。


状況説明


まる 変換器推し

みのり 柱推し

たか 鉄塔推し


「なあたかお前はどっちだ!」


「どっちでもねえよ。」


そろそろツッコミが必要かな……。

むしろ今までツッコミ無しでよく保ったなこの物語。

だがしかし!俺は意地でもツッコまんぞ!


またしばらく経った日の帰り道。


「なあ……たかよ。」


「なんだいまる。」


「そろそろ文化祭だよな。」


「そうだな。」


時期は9月の初め、つまり文化祭準備期間である。


「それでさ。」


「おう。」


「有志発表したいよな。」


「そうだな。」


「何する。」


「たかの得意なやつ。」


「コークスクリューブロー。」


「違うそうじゃない。」


1年6組の文化祭はド派手になりそうな予感である。


「歌うか。」


「だな。」


この2人、実はプロ歌手並に歌が上手かったりする。


次回、文化祭(まだ準備期間だよ。)





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