『永遠に似ている』

ヨネミツ

永遠に似ている

「海は永遠に似ているね、永遠に似ている」

季節外れの海の水に、裸足をひたしながら 詩人である君はそう言った

「そうだね、海は永遠に似ているね」

詩人である君の恋人の僕はそう応えて返した


しかし100年先には君と僕はなく

寄せて返す波はひとつとして同じものは無い

君はそれをわかっていて言うのだ

詩人であるから。

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『永遠に似ている』 ヨネミツ @yonemitsu

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