第3話 デートの相談

私はこれから梨香にデートの相談をしようとしています。


果たして、デートの相談が上手くいくといいなと思っています。


大好きな人にこんな相談をするのもおかしいけど、私には梨香しか

相談する人がいません。


私は梨香に声をかける事にします。


「梨香、相談があるんだけど」


「鈴奈、相談って何?」


「そのね、梨香とデートしたいんだけど」


「デートしたいという相談ね」


「うん」


「そうね、デートもいいけど、ここで落ち着くのもいいと思うけど、ダメなの?」


私と梨香は今、家の中でのんびりと過ごしているのです。


のんびりと過ごしているのもいいけど、私は梨香とデートしたいという

気持ちがあります。


もっと私が主張しないとデート出来なさそうな感じがするので

もっとお話しようかと思います。


「ダメじゃないけど、梨香とデートしたいの、私」


「鈴奈、面倒なのは嫌」


「そんな事を言わないで、梨香、デートしようよ」


「理由は?」


「恋人以上の関係だし、それにお付き合いも長いしさ、

デートもそんなしてないじゃない」


「それもそうね」


「うん、だからね、デートしましょ」


「そこまでして私とデートしたいの、鈴奈は」


「私は梨香とデートしたい、絶対にデートしたい」


「でもね、ここから動くの面倒だから」


「あぅ」


梨香はどうしても家の中から動く感じがしない。


これでは一緒に暮らしている意味もないし、お付き合いが

長いっていうのも意味がないと感じる。


せっかくこうして一緒に暮らしているに何もしないというのは勿体ない。


私はご令嬢で梨香は某企業の社長でいつまた梨香が忙しくなるのかわかりません。


当然、私もご令嬢なのでいつまた公務が忙しくなるかはわかりません。


こうして二人のお時間がある時、デートしたいというのに出来ないのはつらいです。


このままではデートもあんまり出来ずに時間が過ぎていくだけでした。


ここは何か対策をしないとデート出来ないと感じると

私は頭の中で考える事にした。


しばらく考え込むと私はある事を思いつく。


梨香に私の事を好きなように出来ると言えば、デートしてくれるかもしれない。


この方法しかないと私は思いました。


これで上手くいかなければ諦めるしかありません。


私はもう一回梨香をデートへ誘うために頑張る事にするのです。

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