第34話

「おぃ!間違い無ぇんじゃねぇのCRAZY CLASS!?この勢いはマジで止まらねぇよ!さっきさぁ、俺の兄貴分のPAPA-RATと話したんだけど、こん中でTOY MACHINE知ってる奴どれ位いるよ?」


知らない人もいたが、会場の半数以上がガンフィンガーを挙げた。


「何かさぁ…あいつが今いる所じゃあさぁ、慰問ってのがあるらしくて、娑婆からアーティストが行ってコンサートとかやってるらしいのよ!…んでさぁ…この勢いを奴の所に持っていけたらヤベえなあって…実現したらそれも革命になると思わねぇ?」


今度は間違い無く全員のガンフィンガーが挙がった。


「たかがほっこりいっただけで入っちまうようなくだらねぇ檻なんか俺らのVIBESでぶっ壊してやろうぜ!体だけじゃなく心も踊らせる時間!!行きますか!」


そう行ってOZIKIが流したチューンは自分自身とOGA-Tが歌うDANCE TUNE!まずはPRISON BREAKから始まるヤバいTUNEだ。くだらねぇ檻はぶっ壊せ!それがメッセージだ。


お客は時間を忘れ踊っていた。メグもTOYが捕まってから久々にフロアで踊った。夜の九時のラストまで、お客が帰る事は無かった。


歴史的なCRAZY CLASSvol.1が終わった後、顔を紅潮させたPAPA-RATとOZIKIがメグの所へ来た。


「RAGGA CAT、さっきの話しだが、全力であたってみる!TOYには内緒にしておいてくれ。まだ行けるか分からないのに変に期待を持たせても悪いしな。」


「メグちゃん、マジで実現したらいいよね!TOYにも会えるし、奴のVIBESもあがるでしょ!」



「……はい」


「ほらほら、すぐ泣かない!…よし、楽しみになってきたぞ!」










DEAR TOY


すごい寒くなって来たね。やっぱりそこは暖房とか無いんだろうね…。体心配です。


でもさTOY、私は温かいの。スゴい温かい。それはTOYも一緒だよ。TOYには待ってくれている人が沢山いる。そして沢山の人に愛されているの。それは本当に素晴らしい事だよ。


お金があっても幸せにはなれない。幸せって自分の心が決めるの。だから私は今スゴい幸せ。会えなくても一緒だから。


毎日歌聴いてるよ。あの歌が私を支えてくれている。だから私も何があってもあなたを支え続けます。


また面会に行くね!次は…クリスマスに行きますハート


TOY、大好きです。


メグ

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