第5話 再会
20歳の成人式を期に
小学生の頃からのメンツがたまに
同窓会を開くようになった。
うちの小学校ではタイムカプセルというのがあって
成人式のすこし後に開くという予定だった。
ついにタイムカプセルを開く時がきて
その後いろんな奴らが久々にまた
居酒屋で集結することとなる。
咲は嫌われることもなかったし
いつもの通り出席した。
そこに、遅れて司がやってくる。
別に特別会話もなく席も遠い。
遅れてやってきた割に司は全員分の
デザート代をおごると何も言わずにさった。
幹事がみんなー!司がデザート代を全員分払ってくれました!次あったらお礼いってねー!
咲はそのとき、へぇ、、、、
いい人だなぁお礼次会える時あったら
私なんて知らないかもだけど言わなきゃ
と軽い興味が湧いた。
次の同窓会。
今回はどうやら司に映画のデートに誘われた
女子がみんなで同窓会しようよ!とのことで
同窓会がまたスタート。
もちろん、咲も呼ばれた。
二次会はカラオケ。
少人数になりながらもみんな楽しんだ。
咲はどさくさに紛れてちょっと気になっていた
司と連絡先を交換する。
別に彼氏もいるしただの友達だし、、、
頼れそうだからすこし相談できたらいいな
そんな気持ちだった。
咲だけは彼氏と半同棲だった為
始発を待つことになり
仲の良い数名の友だちが電車の
発車まで待ってくれた。
そこになぜか司もいてあぶねぇからと
見送りまでしてくれた。
咲が電車を待っていると
乗れたか?電車?と。
まさかの司からメールがはいる。
咲はうわぁいい人だなぁ司くん。と
呑気に思った。
そしてデートしない?とあからさまに
昨日まで狙っていた標的を咲に変更した。
それを知っていた咲はうわぁ
ちゃらい!てゆかストレート!と驚きながらも
最近の彼氏の束縛に嫌気がさしていたこともあり
彼氏の相談きいてくれるならということで
映画デートに向かうことになる。
二人が付き合いはじめるのには
さほど時間などかからなかった。
司はいつも優しかったし
咲きも自分とはかけ離れた眩しい司に
惚れ込んだ。
彼氏と別れてくる。といった咲に
司は頷いた。
咲は彼氏にサヨナラと告げ
鍵はポストにいれておいて。
とだけ告げた。
その夜咲と司は体を重ねた。
明け方、鍵を返しにきた元彼が
チェーンを壊して入ってくる。
修羅場とはこのことか。
中のみんなはさぞかし笑った。
青ざめた先は元カレを外に追い出し話をして
帰らせたがその後からストーカーとかす。
つづく。
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