第114話カレーパン

「おい!残りの一個だぞ!」


「そんなの知らないよ~。」


とゆうに未来は言った。


「半分にする事とか考えろよ!」


「どうせ、渚に頼まれたんでしょう?」


「そうだよ!」


未来がいきなりゆうにキスしてきた。


「これでカレーパンの味がしたでしょう?」


未来はそういうと階段上ってしまった。


「カレーパン売り切れだったすまん。」


屋上で待ってた渚にゆうは謝った。


「口にカレーついてるけど、どうせ、途中で食べたんでしょう。ゆう君のやる事はワンパターンだからな。」


「バレたか。」


ゆうは、笑顔で誤魔化した。


そんな時に未来はクラスの男子からカレーパンをもらっては一口で食べていた。


ああ、渚ムカつくと思っていた。


ゆうと渚が屋上から教室に戻って来るといきなり未来が渚を叩こうとした。


しかし、渚はそれを、避けて逆に未来を投げ飛ばした。


教室の端に頭をぶつけて未来は泣き始めた。


クラスの男子達がすかさず立ち上がらして保健室に連れて行った。


「何だあの女は‥。」


ゆうが、呆れて呟いた。




  • Twitterで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る