「渚ちゃん、写真集出さないの？」

バイトの休憩時間に黒田が渚に聞いてきた。

「うーん‥事務所が何も言ってこないし。」

アイスを食べながら渚は答えた。

「もったいないな！その美貌なのに。」

「大したこと無いっすよ。」

ゆうが、口を挟んだ。

「ゆう君は、わたしの魅力に気付いてないだけだね！」

「そこだよ！自画自賛するな！バカ女！」

「愛情の裏返しだよ。木村君は渚ちゃんが好きだから大丈夫だよ。」

黒田がフォローしたが喧嘩が始まった。

「ゆう君なんて、ちょっとモテるからって調子乗ってない？」

「実際モテるんだから仕方ねーだろ！」

「ほら、自分だって自画自賛してるじゃん。」

喧嘩は、閉店まで続いた。

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