第93話インフルエンザ

ゆうの全国大会は、インフルエンザによって出場停止になった。


渚は、ゆうが自宅にいない事が心配になって全国大会を棄権して探した。


ゆうは、学校の屋上で震えていた。


上半身裸で寒さに耐えていた。


渚は、ゆうが屋上にいる事が分かっていた。


「ゆう君!」


渚は、制服のブレザーを脱いでゆうにかけて抱きしめた。


「渚、何で?」


「ゆう君のバカ!」


「な、渚、俺、全国大会出たかったよ。」


ゆうは、号泣した。


「後、一年ある!」


渚も号泣した。


「二人で同じ大学に行こうよ。全国大会優勝してさ。」


「うん、渚ありがとう。」


ゆうは、渚を抱きしめた。


  • Twitterで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る