第49話巨人

誠は、関西でバスケ界のパーフェクト巨人と呼ばれていた。


どんなポジションでもこなすオールラウンド選手だった。


全中で、優勝は逃したがMVPプレイヤーだった。


高校生になってむなしい気持ちになっていた。


いくらダンクを決めても楽しくなかった。


そんな時に、関東に戻る事になった。


関東でも、バスケでは引く手あまただったが家から一番近い普通校を選んだ。


ゆうに、再会するとは思わなかった。


バスケは、続けたくなかったので運動音痴という事にした。


それからは、毎日、ゆう達と行動を共にして楽しかった。


ゆうを、好きになったのも間違いではないと思った。


ゆうが、本格的に卓球をするなら自分もと、練習中のバスケ部のボールを奪ってダンクをリングに決めた。


無心になってダンクを何回か決めた。


入部届けの紙を部長に渡して


「全国狙いましょう!」


と叫んだ。


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