第45話中間テスト

ゆうは、茜と久しぶりに勉強していた。茜は、バイトを掛け持ちしていてゆうの親には内緒だが一月に一回ペースで来ていた。


しかも渚がゆうのベッドで寝ているのだ。


「勉強の仕方忘れたあるよ。」


ゆうは、最近、中国にハマっている。


「あなたが、一月に一回しか来ないだからね悪い。わたし悪くないね。」


「ごめんね、生活費稼ぐのと大学の勉強が大変で。」


茜は、大学のレポートを書きながらゆうに勉強を教えていた。


「ゆう君は、普段勉強しなさすぎるんだよ。」


と渚は言った。


「あなた!毎晩、一緒にドラマ見てるね、何故、勉強出来る?」


「授業中に暗記しちゃうから。」


ゆうは、何も言い返せなかった。


子役から女優になった渚にとっては暗記は楽勝である。


「世の中、不公平ね。」


「出来た!」


茜は、レポートを書き終えた様だ。


「うるせーよ!」


とゆうは、茜に軽く頭突きした。


「ごめん、ごめん。」


茜は、渚の隣で寝始めた。


「何、寝てんだよ?」


「ゆう君、ごめん。寝不足なの寝かせて。」


茜は、寝ながら言った。


「最強プリント作ってくれるなら良いけど。」


「作る‥。」


茜は、完全に寝てしまった。


「国立大学で、何故、貧乏かね?」


ゆうは、首をかしげた。


「二十歳になったから全部自分で稼げって言われてるんだって。」


渚は、テレビを付けながら言った。


「それは、スパルタですこと。」


最近、ゆうは、思う‥渚と同じ大学には行けないと‥。

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