第14話サボり

「ゆう君、部活行かないの?」


「うん、行かない。」 

 

「野村君が、来ないから?」

 

「うん。」


ゆうは、健太郎と約束していた。


放課後、遊ぶと。


健太郎の家に行った。  


二人でゲームをした。


「野村君はさ、何でそんなに大学にこだわるの?」


「何となく、本当は卓球したいけど、今さら遅いよ。浮いてるしね。」


ゆうは、健太郎の横顔を見て


「そっか‥。」


と呟いた。


ゆうが、家路に着くと部屋にはゆうのベッドで寝ている渚がいた。


気持ち良さそうに寝ているので起こさずにゆうは、漫画を読み始めた。


何となく、ゆうは、渚の頬にキスをした。


今日は、何となくが多い日だと思った。

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