喫茶店編「水曜日のキミ」
「いらっしゃいませ。
ご注文はいつものカフェラテでよろしいでしょうか。はい、かしこまりました。」
水曜日の同じ時間、俺が働く喫茶店にキミが来るようになってから、もう半年はたつだろうか。
いつしか水曜日が来るのが待ち遠しくなっていた。
そんなある水曜日、いつものようにカフェラテを注文したキミ。
この日は珍しく他のお客さんがいなかったので、ハートのラテアートで自分の気持ちをアピールしてみた。
「ラテアート、今勉強中でして。もし良かったら今度ラテアートがスゴいお店に一緒に行きませんか?」
と勇気を振り絞って誘ってみると、キミは最初戸惑ってはいたものの、コクンとうなずきokをしてくれた。
次の水曜日、お店に来たキミは今まで以上にとてもキレイで見とれてしまった。
「店長、それじゃあいってきます」と言って、初めてキミとお店の外へと出かける。
思いきって誘って良かった。
職場シリーズ 樹(いつき)@作品使用時の作者名明記必須 @ituki505
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