第14話 出会い 二

 10月2日、3日は、とりあえず僕は大学に行くことにした。

 もちろん完璧に記憶している訳ではないが、それらの日のことを、僕は何となく覚えていた。

 1度聞いた講義の内容、板書をノートに書き写す行為、また友達との会話など、どれも既視感があり、そのことが「僕は過去に戻ってきた。」ということを、確信させるには十分であった。

 そんなこんなで2日間が通り過ぎ、ついに運命の、2017年10月4日がやってきた。

 

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