第2話 男

うつらうつら、しみじみ飲んだ酒

男の哀愁が漂う


浮いたり、沈んだりの人生


まるで哀しみを背に受けた男たちが

いさまじい人生を歩んできたときの刻みを

嘆きあざ笑っているかのよう


きらりきらり、きらきら泪の粒が

男の哀愁を深める


泣いたり、笑ったりの人生


まるで人生を面白がっているようだが

絶え間なく哀しみを受けた時を仰ぐ

誰もけなすことのできない人生


来る日も来る日も 男たちは

背中に重き荷物をしょって

揺るぎない一筋の道を彷徨い


歩き続けて行くのだろう

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