魁☆異世界移住研究部〜青春狂想曲〜
kuraen
大仏とゆかいな仲間達
やればできる男
俺の名前は
額のホクロがチャームポイントの高校2年生だ。
両親が生まれたばかりの俺を見たとき「大仏」って名前が直感で閃いたらしい。
初めて会った人とかも顔とセットですぐ覚えてくれるしこの名前結構気に入ってる。
まったく両親には感謝感謝で頭があがらないよ
それはそうと、異世界って知ってるかな?
異世界って言ったらやっぱ魔法だよな!
俺は物心ついたときから無性に異世界に興味があってさ、ずっと魔法の練習してたんだ。
そしたら本当に魔法が使えるようになってさ
努力は裏切らないって思ったよねー!
魔法も使えるようになったしあとは行くだけ!
しかし、待てど暮らせどその日はやって来ないまま
気づけば17歳になっちゃった。
自力で異世界に行く方法ってインターネットで調べると紙に「飽きた」って書くやつとかエレベーター使って行くやつとか色々でてくるんだけど、全部ダメだった。
ひとりかくれんぼとかもやってみたけどダメね。
3日連続金縛りになっておしまい。
(異世界関係ないし霊界だしwww)
小説とかだと死んで転生ってのが多いけどそれは俺が望む形じゃないんだよね。
だって生きて行かないと異世界と現実を繋げないでしょ?
最近温暖化やらなんやらかんやらで地球がこのまま行くと住めなくなるって言うじゃない?
火星移住とか
地下シェルターとか
トランスヒューマニズムとか
いろいろな解決策が模索されている中
俺は高校で異世界移住研究部を設立し異世界移住プロジェクトを推進しようって魂胆なわけ。
大学に行ったら異世界移住サークルを作って
社会人になったら異世界移住関係の会社を起業するんだ!
これはそのための重要な第一歩。
つまり、地球人類を救うという使命感が俺を突き動かしてるんだ。
高校に入学して早々、俺は異世界移住研究部の設立を懇願したが教頭の野郎は部を設立するための条件を出してきやがった。
1.部員を5人以上集めること。
2.顧問がいること。
3.部の設立を希望する生徒の生活態度が相応であること。
3番目の条件をクリアするためには1年かけて相応の生活態度であることを証明する必要があった。
もちろんできる限りの努力をした。
勉強は全国トップレベルの成績を1年間維持し続けることができたし、スカウトされてとりあえず入った柔道部でも全国優勝を果たすことができた。
俺の出来過ぎぶりには学校を超え県にも激震が走ったらしいが、これは俺にとっては何も驚くことではなかった。
やればなんでもできてしまう……
昔からそうだった、それが唯一の悩みでもあるんだけどね。
でもよかった!学校内である程度の影響力を持つことができたんだ。
さすがの教頭も文句言えないよな!
あとは部員と顧問
明日の新入生歓迎集会、部員を集めるためにも魔法を披露しようと思っている。
大勢の前でやるのは初めてだ。
パワー温存のためにも今日は早く寝よう。
おやすみなさい!
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