第19話相棒
「春男ちゃん、まだ着かないの?アイスクリーム食べたいよ。」
ハンドルを握るのは、喜多島春男であり助手席に座ってワガママを言ってるのが木村太郎である。
「うるせーよ、せっかくの休みを削ってお前の仕事手伝いに来てるんだそ!ありがたく思え!」
「それはそれはありがたい事です。でも、アイスクリームが食べたいよ…。」
「もう少しの辛抱だ!」
「ケチ!」
太郎は、むすっとして眠ってしまった。
「着いたぞ!地図にも載ってないから苦労したわ。」
「へぇー、何か、小汚ない村だね。」
太郎は、アクビをしながら言った。
「さて、鬼退治に行くか。」
春男は、ハンドルから手を離して車の外に出た。
「寒い!」
「太郎!出て来いよ!」
「やだね。寒いのはメガ勘弁。」
確かに、鎖国したようなボロい村だった。
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