第16話刑事、木村太郎

刑事の木村太郎は、朝から署長に呼ばれて気分が悪い。


「修羅村?」


「あぁ、地図にも載らない村だ。」


「で?僕に何か?」


「潜入捜査してきてほしい。」


太郎は、鼻をほじりながら


「嫌です。」


と答えた。


「上からの命令だ。」


「署長、上からの命令を聞いてたらきりがないですよ。」


署長は、深いため息をついた。


太郎は、屁をした。


「仕方ない。行きます。」


「そうか!行ってくれるか!」


「ただし!」


「わたしの手作りカレーだろ?」


「はい。」


太郎は、カレーライスとラーメンに目がない。

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