第3話合気道

佐藤等しは、合気道の達人だった。


孝の父親である。


十人はいる狂った村人をなぎ倒していく。


しかし、体力には自信はなくなっていた。


「等しよ!妻と娘達を渡せばお前は殺さずにしてやる!」


今回の、闇討ちを計画を持ち上げた要金は笑いながら言った。


「妻と娘達には指ひとつ触らせん!」


等しは、息を切らせながら答えた。


「えた、ひにんの分際で生意気な奴だ。一気に殺れ!」


十人全員が、等しの体を槍で突き刺した。


「あー!くそ野郎どもが!」


「糞は、お前だ。」


要が、等しの首を刀で落とした。


「さぁ、女どもを探せ!」


佐藤家の屋敷は広かった。


「待て…。」


首のない等しの腕が要の足首を掴んだ。


「化け物!」


要は、等しの体を何回も突き刺した。


「はぁ、はぁ、下劣な種族が…。」


要の顔は真っ青になった。




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