第21回:類似ジャンルは、どうしても……(補講)

補講ネタ+メタ発言+個人差ありです。それに加えて、一次創作以外のメタも混ざります。


・類似ジャンル

 異世界転移と異世界転生では、主人公が異世界に現れる経緯が異なるだけで舞台は一緒ですよね。その異世界もファンタジーとは限りません。中には、SFな世界とか過去の歴史と言う事例だって出来るかもしれませんが、過去へ行く作品だとタイムスリップでは……と思うでしょう。実際、タイムスリップ物だと有名所で『バック・トゥ・ザ・フューチャー』がありますので。

(タイムスリップ+タイムパラドックスの要素も含みますが)


 現代物でもアイドル物やバンド物では色々と設定は変わっても、類似作品は多く出てきますよね。対象年齢の違いで分かりやすくしたり、ストーリーなども年齢層を踏まえた物になります。上述した異世界転移と異世界転生もこの法則に当てはまると思いませんか? 特に関連グッズも発売されるホビアニ系に該当するであろう『アイカツ!』や『プリティーシリーズ』と『アイドルマスター』を比較すれば、どの年齢層に訴える為に何処に注力を注いでいるか分かるでしょう。


 それを踏まえると、どのジャンルにも類似ジャンルと言うのは存在すると言ってもいいでしょうか。分かりやすく例えるとコンビニスイーツとかコンビニ弁当のカテゴリーです。どのコンビニでも定番や売れ筋に別れていますが、似たようなメニューが多いと気付きませんか? コンビニおでんが時期的に分かりやすいのかもしれませんが……そう言う事です。


 どの小説サイトでも特定ジャンルが流行ると、そればかりになって「フィルター実装して欲しい」とかそういう話も出てくるのです。フィルターはなろうやカクヨムよりも、ピクシブで聞かれる意見ですが。


 特定ジャンルを書ける自信があるのであれば、そこへ挑戦するのもよいでしょう。しかし、同じようなジャンルを書く人が多い(競争率が高い)事を踏まえないとスタートダッシュで転倒しかねません。マイナージャンルでも似たような事を考える人がいれば、そちらがライバルになるでしょうが……競争率はお察しとも言えるでしょう。


 ジャンルを決めるというのは、ある意味でも小説を執筆するよりも最初に考えないといけない事です。創作ノウハウ弐式でもゲーム作品小説を書く際にジャンルを決める必要があると書いたと思いますが、そう言う事なのですよ。

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