　愛加がストーカー行為をしている。そんな日々が続いて我慢できない私は心を決め、

雅也を屋上に呼びつけた。

▽　▼　▽

　僕は屋上の階段を上っていた。

　昼休みに美麗から「放課後屋上に来て」と耳元でささやかれたのだ。

　僕も男だから突然の呼び出しで緊張している。

告白されたらどうしようとか、美麗は強引だから襲われないかなど。

　そんなことを考えてたら屋上についた。

「美麗っ！」

「来たみたいだね。今日は伝えたいことがあってきたの」

「うん」

　僕はもう緊張で頭が回っていなかった。

　そして、美麗は息を吸ってゆっくりと言った。初めての告白を。

「雅也、愛加は何よりも君の事を愛しているから気をつけなよ」

「はい、僕もずっと好きでした。つきあってください」

　その言葉が、美麗と僕の初めての告白だった。

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