Common Story 7話 カフェトランにて恋愛攻撃!?
「いらっしゃいませ。何名様でしょうか?」
カフェというものには始めて来てみたが、何故かレストランみたいなお出迎えであった。
「4名です」
「2名です」
愛加と美麗が同時に答えていた。
(美麗が4名と言うのは分かるけど、なんで愛加は2名って答えたんだろう?)
「えっと…、2名席を2つ並べて用意しますね」
定員さんが機転を効かせてくれた。ただし、苦笑いだった。
▽ ▼ ▽
(何でこうなった!!?)
たしか、葉山に食べ放題を誘われたはずなのに僕達はパフェを食べていた。
それも、すごくでかい。いや、高い?
大きさ(高さ?)が頭を超えるぐらい高いパフェだ。
それにもかかわらず横がとても細く、おまけにスプーンと「ストロー」が付いてくるものだから意味が分からない。
(これどうやって食うんだろうな)
そんなことを考えていると、
「んー」
僕の前の席でさっきまで頑張ってパフェを吸っていた愛加が、ストローを差し出してきていた。
それを受け取って、僕も吸ってみると、ふと懐かしさを覚えた。
(そういえば昔、こんなこともあったな)
そんなことを考えている僕の前で愛加がニコニコとしていたが、それが何故だかわからなかった。
また、その隣では普通の苺パフェを食べていた美麗たちが、その様子を見て固まっていた。
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録(無料)
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます