第5話 憎しみ

中学3年生、今思えば愛おしい。なぜ今まで避けてきたのか、なぜ今まで何もできなかったのか、そんな思いが込み上げてくる。いまさらもう遅い。今頃、プライドを捨てれたって意味無い。分かっている。分かっているのに、、、なんで彼女のことを忘れられない。口ではもう何も感じてないなんていえるが、心は嘘をつかない。自分が憎い、憎い、憎い。あきらめたはず、そう思ってた。手を離してやっと気がついた。自分に素直になれないという短所を。あの時、勇気があれば・・・今更遅い。自分が悪い。あと1歩を踏み出せなかった。そんな自分を恨み、憎みこの先を生きていく。失敗は成功の元というけれど、失敗で失ったものの方が成功で得たものよりずっと大事なんだよ。

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