第3話 流れ

その当時、僕たちのクラスでは告白および恋愛話が流行っていた。周りがそうなると自分も意識してしまう。僕の周りの友達が告白したりとどんどんさかんになっていった。いつしか、僕はHと話さなくなっていた。周りに言われるのがやだった。それでもHのことは依然好きであった。だが、そのことは誰1人にも話さなかった。親友でさえ。自分に素直になれなかった。プライドが高かった。僕は自分を偽ったまま過ごした。そのまま時は過ぎ、6年生の3月、事件は起きる

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