第4話鏡に映る自分が好きという話
鏡に映る自分は好きで、写真に写る自分は嫌い。
鏡の中の自分は好きだけど、写真の中の自分は嫌い。
鏡の中の自分はきれいだと思う。写真の中で笑っている自分よりも好きだ。
写真が真実を写し出すのなら
鏡の中の自分は自分ではない
写真の中にいるわたしはわたしなのだろうけれど
鏡の中にわたしはいない
どうすれば自分を認識できる?
鏡と写真はどちらが自分か
どちらがただしいのか
どちらかでも どちらもでも
どちらでもなくても
わたしは鏡に映る自分が好きだ
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