わたしが牡蠣に一体なにをしたというのか
牡蠣食ったら食中毒になりました。
いやあ、本当さあ、ちょっと聞いておくれよ!
旦那がどこからか殻付きの牡蠣を仕入れてきまして、昼から網で焼いてもらって食ったら2日後に見事に食あたりしました。
深夜2時から吐きっぱなし。
実はわたし人生でもろくに牡蠣って食べたことなくてですね、もともと魚介類あんま好きじゃないんですけど、記憶のある限りでは3〜4年前に一度、食っておるのです、牡蠣。
そんときだよね、生まれて初めて食あたりしたの。
そう、なぜかわたしは牡蠣を食うたびに牡蠣でだけ食あたりをしているのです。
一緒に食ってる人たちはなーんともないのに、わたしだけが吐くのです。
なんでや!
二度と食わんわ牡蠣め!!
調べたら牡蠣で食中毒って、一番症状が酷いらしいね。
そんな……。
しかも食中毒なんて薬がないらしくって、取り敢えず吐けるだけ吐けって書いてあったの。
水を飲め、そして吐け、みたいな。
そんな……。
まあでも、前回に比べたら今回はちょっと楽でした。
前回はほら、食中毒なんて発想がそもそもないからさ、しかも食って2日後でしょ、理由も分からず急に具合悪くなって死ぬかと思ったし、あまりにも辛くてのたうち回ってたからね。
それに比べたら今回は、ちゃんと「わたしこれ食ったらまた吐く気がする……」とか思いながら食ったし、まあ本当に吐くとは思わんかったけど、落ち着いて吐いて落ち着いて発熱して、布団の中でチーン……ってなってました。
それにしてもなぜ同じものを食ってる旦那は平気なんだろうね。
解せぬ。
牡蠣はしっかり加熱して食べるべきよ。
炊き込みご飯の安心感ったらないわ。
あ、でも昨日フライにしてもあたることあるみたいなん言われたな。
もうわたし一生食べないわ、牡蠣。
そんでトイレと布団を往復して一日を無駄にしたんですけど、子どもらが意外にしっかりしていて助かりました。
下の子はわたしが送迎できないからって理由で幼稚園をお休みさせたんだけど、ずーっと隣で静かに一人遊びしててくれたんですよ。
上の子は学校から帰ったら自分で宿題してて、冷蔵庫から残り物のごはん出して二人で食べてくれたみたいだし、甲斐甲斐しくわたしの世話まで焼いてくれまして。
風呂に入れてあげられなくて悪かったなあ。
え、旦那?
仕事帰りにレトルトのおかゆ買ってきて欲しいって頼んだら2時間かかったよ。
買い物なんて30分で済むと思ったんだけど、なんでだろうか。
なにも食べずに吐きっぱなしのわたしより、自分の興味のあるものに釣られちゃうんだなあ。
けっ。
取り敢えずわたしはもう牡蠣は食べないことをここに固く誓おうと思います。
美味しいのは分かるんだけどね、代償がでかすぎる。
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます