春画に見る男女の感覚の違いとキスに関する浅い考察
んああー良かったー、年明けまでなんも書けないかと思ったわー。
時間ないのでさくさくいきましょう。
それは数週間前の夜のことでございました。
帰宅早々旦那がわたしに本屋さんのビニール袋を寄こしたのです。
「ほらこれ! おまえが喜ぶと思って春画を買ってきたぞ!」
「は?」
なに、春画ってあんた……。
どこの世に嫁が喜ぶと思って仕事帰りに春画を買ってくる旦那がおりますか。
さすがわたしの旦那! 分かってるうー! ありがとね!
っていうか自分が見たかっただけだろうにわたしをダシに使うんじゃねぇまた無駄遣いしやがって。
ってなわけでしばらく前からうちには春画集なるものがあるんですけれども。
あ、春画ってなに、な人は知らなくて宜しい。
以下ちょっと表現に気をつけられる自信がないのでふんわりナナメ読みでどうぞ!
せっかくなので見てみました。
春画集、っていうだけあって、開けども開けども致してる絵しかないわけですよ。
見開きで2、3枚の絵が載っていて、傍に説明が書いてあるのです。
太古の昔から人がやることって変わらないんですねぇ。
結構古いやつから、ページを進めるごとにどんどん新しい時代のものに移り変わっていくんですけども、まあ当たり前っちゃ当たり前なんだけどさ、無修正なんだよね。笑
どれもこれもガッツリ「ソコ」が描かれておりまして、笑 ただね、時代が変わるとちょっと変わってくるんですよ。
今ちょっと子どもらがいるので出して確認ができなくて、なに時代だったかちょっと忘れたんだけどさ、平安とかだったかな、そこらへんの作品はね、男女ともに身体に対して性器が非常にでかい。笑
もう本当に、「ここが描きたいんです!」っていう並々ならぬ情熱が感じられるほどに、お毛けの流れまで細かく緻密に描かれていました。
それがね、確か室町時代だったと思う、それくらいになるとね、絵そのものが美しくなるんだよね。
なんか、合体部分だけじゃなくて、行為そのものを描くような構図に変わるのです。
なんか、意識の変革でもあったのかしらね。
あとねぇ、びっくりしたのがね、女の子用の一人遊び道具は昔から存在していたらしいぞ!
なんか、足のかかと部分にセットして、自分の足を動かすことで使える大人のオモチャが存在していたみたいです。
あとね、女の子同士で楽しんでる絵もありました。
日本人は昔からよそに比べると性に対して考えがゆるい民俗ですけど、なるほどしかり。
そんなに包み隠すような恥ずかしいものではなかったのかもしれないし、男の子同士、女の子同士が、今みたいに偏見を持たれていたわけでもなかったのかもしれないねぇ。
今の性に対する捉え方っていうのは、西洋文化が多大な影響を与えてるはずだしね、確かね。
はあ〜、こーれはおもろいな、と思ってまじまじ眺めていると、わたしは気づいたのです。
これ、興奮しないな。と。
春画ってそもそも男性向け娯楽なんですよね、多分。
男性だったら興奮するやも、こーんな無修正合体部分大量発生みたいなもん絶対大好きだと思う。笑
ただわたしは、芸術だなあと思いこそすれ、興奮はしないもんなんだなあ、と思いまして。
なんかあれよ、現代のエロ作品に通じるものがあるわ、ほらあの、男性向けエロ動画ってさ、エロ画像でもそうだけど、可愛こちゃんがパッケージに大々的に出てて、メインは行為そのものでしょ、わたしも見るの好きだよ。可愛こちゃんが一生懸命喘いでんの見るのは好き。
んで女性向けってさ、漫画とかのが多い気がしない?
もしくはドラマみたいな、つまりは一連の流れがある。
なんでかっちゅうと、そこに至るまでの感情のやりとりがどうしても必須になるからなのさ。
好きになってキスをして初めて気持ちいい。
そこでわたしは気になったので、キスについてちょっとだけ調べました。笑
なんかいろいろ「へぇ〜!」ってなることがあったんだけども、勢いよく適当に纏めると、つまりはキスって、男の子が女の子の性的興奮を煽るためにするものらしいね。
あ、セックスにおいてのキスね。
他のシーンでのキスは今は知らぬ。なんたってこれは春画のはなしだ。笑
鼻の下から出てるフェロモンを感知するため、とか、唾液に興奮作用があるとか、なーるーほーどー! って、勉強しました。笑
男性諸君、キスを嫌がられたらもう駄目かもしれないよ……。
人の好みとか性的嗜好ってそれぞれだから一概にどれが正しいとは言わんけど、本能的な部分って、あんま変わらないみたいです。
意識の中の「普通」が変わっただけで、実際の部分は多分なにも変わってないんだなあって、春画集を眺めながら悠久の流れを感じた気になりました。笑
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