雨は好き
雨、好きなんですよねぇ。
前にもどっかに書いたような気がするんだけど、どこに書いたか忘れちゃったわ。
近況ノートだったかなあ。
部屋のなかから静かに雨音聞いてんのも好きだし、傘に当たる雨粒の大きさ眺めてんのも好き。
しとしと、とか、ぽたぽた、ばたばた、さあさあ、いろんな音がするじゃない。
長靴で水たまり飛び込んだ音とか、車が横を通り過ぎるときの音。
音楽聴いてるよりも楽しかったりする。
傘さして歩く人たちを眺めるのも好きだし、あの、対向から歩いてきた人が傘で顔を隠すような仕草をするのも好き。
雨は冷たいから、濡れていたいの〜とは思わんのだけど、幼稚園のお迎え行って、片腕濡らしながら子どもと手ぇ繋いで歩いて帰るのも好き。
いやもちろん嫌な面もあるよ。
洗濯物乾かんし、買い物大変になるし、子ども連れて歩くのめっちゃ時間かかるし足濡れるし。
なにより寒いし。
でもほら、嫌なとこ見てもいいことないし。
きらきらして見えるじゃん、雨粒。
わたしはどっちかってぇと、そういうところに気づいていたい。
雨の中にはドラマがある気がしてくるのです。
掌編集のなかにも、いくつか雨降ってるやつがあるんだけど、ああもしかしたらこっちに持ってきてないやつもあるかもな、今度持ってこよ、なーんかこう、浮かぶんだよねぇ。
人がいて雨が降ってたら、もうその雨に理由を探してしまう。
占いでは水は感情を表すらしいんだけど、なるほど全く持ってその通りかも、とか思ったりすることもありますね。
今ちょっと、掌編が書きたい気分なんだけどさ、この腹んなかに貯め込んだいろんな塊を、どんな姿にしてやろうか。
わたし自身が空っぽだとやっぱりなにつくっても空っぽなものにしか仕上がらないからね、ちゃんと自分の中身を詰めておかなくちゃ。
それがきれいなもので溢れかえっていればいい。
なんかこうやってさ、「どんなん書こっかなあ〜」とか思って妄想してるときがさ、一番楽しくない?
書き始めると疲れるよね。笑
まあでも台風とかなったらはなしは別よ、学校も幼稚園も休みになっちゃうし、ベランダとか片づけとかないといけなくなっちゃうし、風要素は要らんのよ。
雨だけでいい、雨だけで。
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