ホットカーペットの魔力

 今子どもらが、勉強の途中で床に吸い寄せられるようにして眠ってしまったんだが。


 一番好きな暖房器具はホットカーペットです。

 うちは旦那が浪費家なので、家の中に様々な家電製品が山のようにあるんだけど、ああ、何故か重複しているものをいくらかちょっとご紹介しましょうか。


 ホットカーペットは2枚。

 冷蔵庫も2台。

 扇風機は8台。そのうちの3台はダイソンさんの温風も出るやつ。

 ちなみにわたしはエアコン派なので8台とも使ってない。

 掃除機が4台。使ってんのは1こ。あったり前じゃんわたししか使わないんだから。

 DVDプレイヤー4台。埃かぶってる。

 あとテレビ3台。


 ざっと目についただけでこんくらい。

 多分部屋を移動したらまだなんかあるはず。

 わたしは使ってないこれらを総じて「ゴミ」と呼んでおります。

 ああ、テーブルの数もひでぇな。5台……かな。

 うち何人家族だと思ってんのかしら。

 だから家のなか狭いんだよ。

 なぜ同じものを増やすんだ。

 こないだもさー、蛍光灯が切れたって言ったら照明器具買ってきたからね。

 いやいやいやいや!

 あるから!!

 照明器具ならうちあるから!!

 欲しいの中身だけ!!

 どうやらLEDに変えたかったらしいんだけど、そんなほとんど使わないところ変える必要ある?

 リビングとか台所とかなら分かるよ?

 寝室だからね、ほぼ暗い状態で使う部屋だからね。

 本当にいい加減にしてほしいわ。


 ああまあいいや。

 ホットカーペットのはなししよ。

 足があったまると全身あったまるじゃないですか。

 わたしはホットカーペットの上に毛布を持参して簡易炬燵みたいにしているんですよ。

 ああ、普通に炬燵もあるよ。

 でもあれはほら、掃除が面倒くせぇから。

 んでね、座ってるとね、不思議なことにどんどん身体全部がそのホットカーペットに吸い寄せられていくんですよね。

 こう、スマホ弄りながらぐてぇーっと、おなかなんてあっためちゃったりして。

 あーこの記事いっこ書いたらあそこちょっと掃除しなくっちゃー……とか思いながら気づいたら夢の世界に連れていかれてるわけですよ。

 恐ろしい……!

 だが離れられない!!

 わたしが転がってるもんだから子どもらも転がっちゃって、結局わたしは押し出され代わりに子どもらが気持ち良さそうに寝息立ててるんですよね、今ね。

 目の前でね。

 勉強の途中なんだけどね。

 腹の上に鉛筆乗ってるわ。

 あれはさすがに危ないから撤去してやろう。


 あー起きた。

 残念、んじゃここまで。

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る